まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

屋形船夜桜ツアー

maru992006-04-01

ミャ〜ミャ〜ミャァ〜! ミィちゃんの声で目が覚めた。普段、起きぬけは動作が緩慢なのに、条件反射のようにガバッと敏捷に飛び起きる。「抱いてるから大丈夫だよ〜」 ありがとう〜。安心してまたZZZ …。と思ったらまたミィちゃんの気配を感じてビクッ! ZZZ … ビクッ! とそのくり返し。あうう。そうこうしているうちに携帯アラームの着歌フルコーラスが鳴り響く。さ〜て、起きるかぁ。


女友達と雑魚寝した後のまったりした時間というのはなんとも言えない。外はとってもいい天気。布団を干して、ミィちゃんもベランダでひなたぼっこ。美味しいコーヒーをいれてもらって、夕べの残りのスイーツやらベーグルやらをつまみながら、他愛もないオシャベリに興じる。できればずっとそのまま皆といたかったけど、あいにく今日は別の用事も入っているので、私だけ先に帰らないといけない。今月末にまた Zakuro で会えるメンバーと、次に会えるのはいつになるか予想もつかないメンバーに、それぞれ別れを告げて駅に向かう。方向音痴な私は説明だけだとおぼつかないので、ここまでくれば駅まではまっすぐ、というところまで送ってもらう。2人並んで歩いている間も背中にポカポカと日があたる。あったかいねぇ。じゃあまたね〜。一夜を明かした場所は私も住んでいたことのある沿線で、いくつか先の駅には中学の同窓生たちがいる。慣れた沿線なので身体が記憶しているのか、居眠りしてもタイミングよく目が覚める。


朝帰りどころか昼過ぎ帰りで家に戻ると、まずはPCの電源を入れ、メールチェックやらなんやらを済ませ、夕べの日記をアップして、それからひとっ風呂。ゆっくりあったまってる余裕はないけど、髪を洗ってサッパリしたし、なんとなくひと区切りというか、気合の入れ直しというか。


桜のケーキとお味噌の風味のケーキを切り分け2つの箱に詰め、作務衣に着替えて家を出る。忙しい忙しい。浅草橋の駅からすぐの船着場に到着すると、あやや〜、皆さんお着物で〜。今日は屋形船だからてっきりお座敷だろうと思い、正座に自信がないから楽な作務衣にしたんだけど、堀炬燵ときいて、それなら頑張って着物を着てくるんだった〜、と後悔。何にも準備してなかったし時間もなかったから間に合わなかっただろうと思いつつも、皆さんのお着物姿がとても素敵なのでやっぱり後悔が募る。


バスの渋滞で遅れていたメンバーも無事に間に合い、9人で船に乗り込む。お刺身その他のおつまみや揚げたての天ぷら、飲み放題のお酒で大いに盛り上がる。歌舞伎のお仲間なので歌舞伎談義がメインとはいえ、あっちこっちに話が飛んで、爆笑につぐ爆笑。船は隅田川を下り、夜桜を提灯が照らし出す。途中で船の上にあがると、風もそれほど冷たくはなく、水の流れを感じながらの夜桜見物。気持ちいい〜! これがもし船頭さんが棹でこぐ小さな小船だったりしたら、もっと風情があるんだけどねぇ。


2時間半ほどの屋形船夜桜ツアーを心ゆくまで堪能したあと、このままおひらきなんてもったいない! とタクシーで移動して、メンバーのひとりが懇意にしているお店で2次会。これがまたと〜っても素敵なお店で、マスターご夫妻とも歓談しながら、贅沢な時間を楽しませてもらった。歌舞伎を離れてフォークソングの話になり、マスターにおねだりして、ギターとハモニカ泉谷しげるの 「春夏秋冬」 を歌ってもらったりして、シアワセなひととき。東銀座から日比谷線ですぐの場所なので、歌舞伎座の帰りなどにまたぜひお邪魔したいなぁ。


楽しい時間はあっという間で、11時すぎにお開き。昨日と今日とオフ会の延長のようなイベントが続いて、ネットがなければ知り合うこともなかった人たちとの交友関係が今ではかけがえのない大切なものになっていることをあらためて実感。感謝の気持ちでいっぱいなりながら、駅から家までの道、誰もいないのをいいことに、高校時代にコンサートで弾き語りをした曲を次々に歌う。陽水、イルカ、ユーミン中島みゆきかぐや姫さだまさし矢野顕子…。ああ、なんだか久々に弾き語りしたくなっちゃったなぁ。すっかりさびついているギターの弦を張り替えようかなぁ。


帰ってから少しでも仕事をしよう、と思っていたんだけど、お風呂に入ったらそんな気はなくなってしまい、ベッドに直行。明日だ明日〜!