イチが４つも並んだ今日は、久々に、実に久々に、７時半という私にしてはかなり早い時間に起きて、８時ちょい過ぎにはもう着付けを開始。天気予報は雨だったけど、スタートした時点ではまだ曇り空だったのに、着付けが終わる頃にはもう降りだして、なんと雷まで鳴り始めた。茶色に近い黄八丈の上にモスグリーンっぽい雨コートを重ねると、すっごく地味になっちゃうんだけど仕方がない。荷物は夕べのうちに支度をしておいた。一番大きな紙袋でも入らなかったから、着物なのにスポーツバッグ。ずっしり重い。さらにケーキの袋も持つと、ありゃ、傘がさせない！ やむなく底の広いケーキ専用袋をあきらめ、つぶれないように箱に入れて縦長の袋に変更。タイミング悪く雨は本降り。大荷物を抱えてえっちらおっちら、ようやく駅に着いた時にはビショ濡れだった。ふぅ〜。
めざすは赤プリ。赤坂プリンスホテル。永田町の駅から徒歩２分だから、さすがの私でも迷うことなく無事に到着。スポーツバッグもケーキの袋も預けてしまい、すっかり身軽になってホッとひと息。でもすでに右肩が悲鳴を上げている。肩こりというよりは炎症でもしているようなヒリヒリした痛み。これがきちゃうと治るまで長いのよねぇ。
心配で早めに家を出たので、時間の余裕はたっぷり。赤プリのロビーで nintendogs を取り出して愛犬たちの世話を済ませ、大荷物で疲れちゃったからタクシーで国立劇場に向かう。雨は降ったりやんだり強くなったりと荒れ模様。小劇場の前にはすでにお仲間が。総勢１０人で 『元禄忠臣蔵』 の第二部を観る。ディープなお仲間と一緒に観ると、ひとりで観るのとはまったく違う楽しさがある。幕間もご一緒に、食堂でワイワイ盛り上がりながらヒレカツ定食をほおばる。お腹パンパン。
終演後には、ちょっとしたお楽しみ企画をはさんで、北海道料理のお店へ。国立劇場の近くにこんなお店があるなんて知らなかったなぁ。お昼にヒレカツ定食でいっぱいだったはずなのに、入っちゃうから怖い。ここでもまたまた盛り上がり、今日は初参加のメンバーもいらしたというのに、ビックリさせちゃいそうなハイテンション。またまたお腹パンパン。でもまだこれだけじゃ終わらない。幸い雨もやんだところで、そぞろ歩きで赤プリへ。しかもスイートルーム！ すごいっ！ それはそれは素晴らしい夜景をバックに、テーブルの上にはシャンパンやワインがズラリと並び、幹事さんの完璧なセッティングにただただ感嘆するばかり。当の幹事さんはたちの悪い風邪が長引いていて、本来なら家で寝ていなくちゃいけないぐらいに具合が悪かったのに、ここまでして下さるなんて！ 一足先に帰られたけれど、さらに悪化してしまったのではないかしらん。くれぐれもお大事に〜！！！
歌舞伎の話題に限らず、いつものように話は尽きることがない。おひらきは１１時すぎだったかなぁ。男性陣をお見送りした後、スイートルームは女の城と化す。３人とも着物だったので、まずは一斉に脱ぎ始める。女同士ならではのちょっと楽しい（？）光景。浴衣やバスローブに着替えてスッキリしたところで、再びオシャベリの花が咲き、盛りだくさんの一日はまだまだ延々と…。
