まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

庶民的な絶品

maru992006-01-28

昨日の楽しいイベントの間に仕事のメールが2件も入ってしまい、ゼロだった在庫が一気に30ページ強に増えてしまった。でも今日もイベントなので、仕事はお休み〜。


すっかり遅寝してしまい、わずか2つ先の駅で午後1時の待ち合わせなのに、ほとんど寝起きで駆けつける。おととい写真をアップしたビルケンをはいていきたさに、手首の痛みをガマンしてまで無理してジーパン。すでに発車のベルが鳴っている電車に、降りた人の波をかきわけかきわけ、ドアにはさまれながらすべり込みセーフ。ぜいぜい。


待ち合わせのお相手は、ネット経由で、夕べのお仲間とは別ルートで知り合った同世代の友人。私も十数年前に4〜5年住んでいた街なんだけど、すっかり様変わりしていてビックリ。当時はなかったシネコンで、ちょうど1時半から上映の 「有頂天ホテル」 を見る。いかにも三谷幸喜の作品らしく随所に笑いのツボがあって、小ざかしいと思いながらもつい吹き出してしまうのがなんだかクヤシイ。苦手な松たか子もそれほどいやじゃなかったし、ホテルの中だけで、いくつものストーリーを同時進行させながら相互にうまくからみ合わせていて、ジグソーパズルのピースがぴたりぴたりとはまっていく感じ。配役もいい。心憎いほどにそれぞれの役にはまっていて、ほんのわずかなシーンしか出てこない人もたくさん。ぜいたくな使い方。それだけ三谷さんが役者さんたちに好かれているんだろうなぁ。どういうわけかくやしいんだけど、面白かった!


映画の途中でお腹が鳴ってしまったので、近くのモスバーガーで腹ごしらえ。スパイシーモスバーガー、久々だわ。私が遠い昔にモスでバイトしていた頃には、ハンバーガー、チーズバーガー、モスバーガー、てりやきバーガー、フィッシュバーガーにダブルバーガーの6種類しかなかった。今はメニューが多すぎて、注文もレジも厨房も大変だろうなぁ。


さて、メインイベントの 「世界の書籍展」。珍しい豆本や、著名な作家・政治家その他の直筆など、貴重本がたくさん。豆本を 「袖珍(しゅうちん)」 と呼ぶことも初めて知った。0.95ミリ四方しかないギネスブックに載ってる本もあって、その存在そのものがルーペで拡大しないと確認できない。もちろん本としての実用性はなく、それだけの小さい本を作る技術が偽造防止などに応用されているそうな。これほどに小さいものでなくても、最初は携帯用に小さく作っていたものがだんだんいかに小さく作るか、小さいながらもいかに装飾的に技巧をこらすかということに重きが置かれていったのだろう。はまったらすごい世界だろうなぁ。会場は5階と4階に分かれていて、5階から4階に降りてひととおり見終わったはずなのに、あれ? お目当ての 「三国志」 のお人形は? えっ? 5階? あったっけ? 再び5階に戻ると、なぜか素通りしてしまった一角に、いらっしゃいました。孔明さま。おなつかしや〜。


充実した展示をじっくり堪能した後は、さて、どこで飲みましょか〜。昭和レトロの雰囲気を楽しめるお店と豆腐料理のお店と大衆居酒屋の3つの候補の中から、チョイスしたのは大衆居酒屋。揚げたてのさつま揚げやシシャモが美味しくて、ああ、夕べも美味しいもの尽くしだったのにぃ。お座敷席で、後ろのテーブルが最初はオジサン3人だったのに、どんどん人が増えてくる。たまたまお店に来た人が次々に座に加わっていく感じ。そのうち、それまでひとりでテーブル席にいた女性もお座敷に上がってきたと思ったら、なんと友人のお知り合いで、おいでおいで、と私まで一緒に合流させてもらい、一気に大所帯。私にとっては初対面の方ばかりなんだけど、そんなことどうでもいいから飲んじゃえ飲んじゃえ、みたいなノリで、すっごく楽しかった。そちらのテーブルのお会計はどなたかのおごりだったらしく、なんと私たちのテーブルの分まで一緒に払ってくれて、思いがけなくタダ酒になってしまった。こんなこともあるのねぇ。


友人と2人で、駅の近くのミスタードーナツでしばしコーヒーブレイク。意外な展開で面白かったねぇ。他のお店を選んでいたら、お座敷じゃなくカウンターで飲んでたら、お座敷でも離れた席だったら、あんな展開にはならなかった。まぁ、不思議なめぐり合わせということで。もう1軒、彼女にぜひ連れて行ってほしいお店ができたので、そこはまた次のお楽しみ♪


2日続けてネットで知り合った友人と楽しい時間を過ごして、ネットの恩恵をあらためて感じた。確かにネット上でのコミュニケーションにはリスクもあるのだろうけれど、要はツールなんだから、使い方次第。ネットを通じてどれだけ多くの人に支えられていることか。… てなことを考えながら、お風呂でじっくりあたたまる。


さ〜て、明日は仕事せにゃぁ!