昼近くの電車に乗ればいいから、とのんびりしていたら家を出るのが遅れてしまい、ぜいぜい息を切らして駅へ。乗換駅でもダッシュして、待ち合わせの快速にギリギリ … のはずが、発車時刻を間違えていて、10分以上も余裕があった。へこむ。待ち合わせた友人は乗り継ぎのＪＲが遅れ、快速を見送って次の準急に乗る。到着駅で待つもう１人の友人に遅れる旨をメールしよう、と言っていたのに喋り始めたら忘れてしまい、心配させてしまった。ごめんねぇ。ここで思いがけなくもう１人の友人と久々の再会。当日の急な連絡を受けて即レスで、しかも自転車で駆けつけてくれたのだった。女４人でにぎやかに、この地で毎年恒例の 「藤祭り」 に向かう。
１キロ以上に及ぶ 「藤通り」 は、車道をはさむ左右の歩道に設けられた藤棚が実に見事で、花の色も様々。様々な屋台が並び、太鼓やよさこいの実演などもあって、大いに賑わっていた。藤は市の花に指定されているそうだ。遠い昔に近くの街に住んでいたのに、こんなお祭りがあるなんて知らなかったなぁ。２時間近くそぞろ歩きを楽しんで、喫茶店で食事をかねてひと休み。女４人の楽しいオシャベリはとどまるところを知らない。
今日の集いにはもうひとつのお楽しみがあった。それは、温泉！ 当日急に参加してくれた友人は一度帰って夕飯の支度をしてから合流することになる。えらいなぁ。ひとり暮らしが長くて家族のために時間を割くということをしてこなかったから、ただただスゴイと思ってしまう。友人の車で向かった先は、とっても大きな温泉センター。しっかり割引券も用意してくれているところがさすが！
のんびりとお湯に使って、身体を伸ばす。気持ちいいいいいいいい〜っ！ それにしても…。高校時代はバイトに励み、社会人になってからは母が入院する病院に通ったこの地で、そのはるか２０年後に、ネットで知り合った友人たちと温泉で 「裸の付き合い」 してるなんて、なんとも不思議な気がする。幸せな出会い。
ホカホカとあたたまったところで一度上がって休憩所へ。おそろいのアッパッパ （サックドレスともいうらしい。ハワイ産だと 「ムームー」。「アッパッパ」 というネーミングは大阪発だそうな） でスッピンの写真も撮っておけばよかったかなぁ？
再び温泉で身体をあたため、センターを後にしたのは１０時頃。私は夕べ焼いたケーキを持参していたのだけれど、あいにく２人分しかなかったので、遅い夕食に入った店で切り分けるためのナイフを借りようとしたのだけれど、事情を説明せずにただナイフをとお願いしたら危険視されたらしく貸してもらえず、仕方なくスプーンで切り分けていたら、店員さんが事情を察して厨房で切ってくれるって。でももうスプーンで用が足りたから、と辞退してさらに切り分けていると、またまた店員さんが来て、「店内でお召し上がりではないですよね？」 はいはい。持ち帰るだけです。ほとんど要注意人物だな。本当は２つのケーキを４つに分けて、３人に１つずつ持ち帰ってもらい、残る１つをその場でたべちゃいたかったんだけど仕方がない。１：１：２のアンバランスな配分になってしまった。切り方を考えればよかったなぁ。
１１時すぎに店を出て、途中の駅まで車で送ってもらい、終電よりはだいぶ早い電車で帰宅。１時過ぎの集合から１０時間以上ず〜っと喋りっぱなしだったなぁ。同世代の女性とゆっくり話す機会って他にはあまりないのよね。楽しい会話で心が満たされ、久々の温泉で身体が癒され、と〜っても幸せな１日をくれた３人に感謝！
