朝イチで夕べ作ったキョンちゃんのプリンをチェック。あちゃ〜、ちっとも固まってない！ 参ったなぁ。急いで卵も乳製品も使わないパウンドケーキを焼く。全粒分と薄力粉を半分ずつにベーキングパウダーの粉類をボウルに入れて、１００％りんごジュース、サラダ油、はちみつ、豆乳を混ぜて均一にしたものを注いでグルグル混ぜるだけ。これに今日はフォークでつぶしたバナナとやわらか〜いアンズを小さく切ったものをプラス。丸い紙型２つに流し込んで、それぞれにクルミとカシューナッツをトッピング。２０分焼けばでき上がり。
その間に夕べ焼いたジェノワーズの生地をバースデーケーキに変身させる。ちょっと生クリームが足りなかったなぁ。でも新たに買いに行く時間はない。仕方なく薄めに全体を塗ったあと、側面にココナッツをまぶしてごまかす。小粒のを選んで買ってきたイチゴを表面にグルリと飾り、とりあえず完成！
バタバタと身支度をして、編み上がったボレロを着込み、いつもより３０分ぐらい遅い電車でようやく絵の教室に着いたら、なんと先生の奥様は海外出張から夕べ戻ったばかりで疲れてダウンしてしまい、お休みとのこと。が〜ん。彼女のためにバースデーケーキを作ったのに〜。でも幸い他のメンバーのひとりが彼女よりひと足早く、今月初めにバースデーだったそうなので、お休みの奥様と２人分のお祝いをすることになった。ジェノワーズが思った以上にしっとりしていて、「ケーキ屋さん始めるしかないっしょ！」 と大絶賛。うれしい〜。Ｉ さんも急用でお休みだったのだけれど、Ｉ さんの分のピースをバースデーのメンバーがお代わりしてくれたし、残りを先生が奥様のために持ち帰ってくれることになったし、キョンちゃんも 「おいしい！」 を連発してピョンピョン飛び跳ねながら完食してくれたし、めでたしめでたし。
自習のメンバーでもあるＷさんは、老夫婦が並んで座っている小さな人形の油絵を描いていたのだけれど、全体的に古びたイメージにしたいというＷさんのリクエストに応じて、薄く溶いたセピアの絵の具を全体に塗るという手法を先生が伝授したのが前回のこと。キャンバスが乾くのを待って、今日その手法を実行。まるでキャンバス全体にニスを塗るようにセピアのベールをかけたら、途端に何十年もの時の流れが蓄積したかのような大変化。Ｗさんもイメージどおりと満足げ。私もいつかやってみたいなぁ。
私の左團次さんの絵も、耳と首から胸にかけての辺りを描き込み、全体にちょこまかと仕上げの筆を入れて、左團次さんシリーズ第３作がひとまず完成。大好きな１枚になった。「これまででいちばんインパクトがある」 との評も頂き、嬉しい限り。でも前々からサインの字体をなんとかしたいと思っていたので、サインは次回までお預けにした。
夜は編み物にいそしみ、なかなかにクリエイティブな１日が無事に終了〜。
