最近どうも二度寝しちゃうなぁ。8時半の予定が9時過ぎ。10時を待って国立劇場に電話して当日券があるのを確認し、バタバタと家を出る。千秋楽の当日券なのに2階最前列のど真ん中が空いてるって、ラッキーだけど興行としてはどうなんだろうか。国立劇場の公演は地味だけど質が高くて、そのうえチケット代は歌舞伎座のほぼ半額なんだから、連日満席でもおかしくないぐらいなのに。いくら歌舞伎座の半額だからって、さらに20%割引になる会員カードを持参し忘れたのは大失敗。割引分で筋書も台本も買えちゃうのに〜。
「本朝廿四孝」 という芝居で、普段は上演されない場面を何十年かぶりで復活して、ほぼ通し狂言に近い形。こういう形の公演が実現するところが国立劇場の強みであり、有意義なところ。実際、今日の芝居の中で比較的よく上演される場面は、正直ちょっと退屈というか、それほど感銘を受けたことがなかった。歌舞伎の三姫と言われるお姫様の難役のひとつなのだけれど、いまひとつストーリーに入っていけないところがあった。それが今日のように前後を補充して物語の筋が通ると、自然に登場人物に感情移入できて、がぜん面白くなる。それだけで大きな収穫と言える。今日の公演でこの芝居に対する見方が変わったような気がする。千秋楽に駆け込みで間に合ってよかった〜。
3時半すぎに終演。平日の国立劇場となれば、まっすぐ帰るわけにはいかない。近くに 「おかめ」 という甘味処があって、ここの豆寒がお気に入り。おはぎとのセットに心惹かれつつも、国立劇場で豆餅を食べちゃったから、ぐっとガマンして豆寒単品。ここの豆寒は寒天が見えないぐらいにお豆たっぷりなのがいいのよね。
その後はひたすら編み物に熱中し、無事に2枚目の前身頃が完成。明日からは後身頃♪