まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

サ・ダ・ン・ジ・さん♪

maru992005-02-17

午前中は昨日の続きの書類を見比べる作業をして、午後から着付け。割とスムーズに40分ぐらいで終了。3月上旬の気候だそうで、ショールもいらないぐらいにあたたかい。でも帰りが遅くなると寒そうだからなぁ。油断禁物。

着物のお店に寄る。イベント会場で新しい担当さんとご挨拶。バスグッズやらなにやらプレゼントがあったけど、今日はこれから外出するからとお店に預け、いつものようにいろ〜んな織物を見せてもらう。細い細い絹糸が1枚の反物になるまでの長い長い工程を思うと気が遠くなる。お店の人からの説明じゃなく、実際に作っている工房の方たちから様々な話をきくことができるイベントは楽しい。京都の工房のご主人から、今日のあなたの着物にピッタリだから、と市松模様の小さな匂い袋を頂き、帯締めに結び付けてもらった。帯の脇のあたりで小さな鈴がチリリと鳴る。こんな使い方もあるのね〜。風邪っぴきの鼻でせっかくの匂いが分からないのがサビシイ〜。

さて、今日のメインイベントは、新宿住友ビルにある朝日カルチャーセンターで左團次さんがゲストのセミナー。遅ればせながらのバレンタインにと、GODIVAのオランジェというチョコレートを用意する。本当は手作りしたいところだけれど、負担になってもいけないしね。6時半開講で1時間ぐらい早く行くつもりが6時ギリギリになってしまったのだけれど、左團次さん贔屓のお仲間のみかさんが最前列の席をとっておいてくれて、同じくお仲間の滝乃さんと3人並んで左團次さんの登場を待つ。60〜70人ぐらいの会場は年齢層が高め。意外と男性の姿も多い。紺のダブルの背広に細めのピンクのネクタイで現れた左團次さんは、まさに私たちのまん前の椅子に座ろうとして、私に気づくと 「ま〜たお前は…」 とでも言いたげな顔。へへん。

国立劇場の舞台監督でいらした方がとっても真面目に進行している間、左團次さんはずっとマイクをいじりっぱなし。コードを輪にしてくぐらせてみたり、指でツンツンはじいてみたり。照れ症なんだろうけど、子供みたいでおかしい。真面目な質問にもストレートに真面目に答える人じゃないから、とぼけた顔でおかしなことばっかり。もう何度も爆笑するうちについつい咳き込んじゃった。おかしなことばっかり言ってるんだけど、あったかいんだよねぇ。十数年の想いがますます募っちゃう。

楽しいトークはあっという間に終了の時間。すかさず立ってチョコレートを渡すと、左團次さんたら、その場で袋の中をのぞいてチョコの包みを取り出し、床に投げ捨てるまねなんかしてさらに会場の笑いを誘う。でももちろんまねだけで、しっかり受け取ってくれたんだけど、司会の方が 「握手を」 とすすめてくれたのに、「もういいだろ、お前は」 って感じでさっさと帰り支度を始めてしまった。いいですよぉ〜だ。でもせめてチョコレートは人に上げたりしないで自分で食べて下さいね〜。

シアワセな余韻にひたりつつ、同じビルのレストラン街で、みかさん滝乃さんと和食を頂く。思ったよりボリュームがあっておなかいっぱい。いろんな役者たちの話をさんざんして、結論は、いちばんステキなのは左團次さん♪ってことで、大団円。

日付が変わる30分前に駅に着き、12時までやってるスーパーで生クリームを買う。明日は2度目のシフォンケーキに挑戦の予定。今度はうまくいくかなぁ?