まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ナオちゃん

maru992005-02-05

朝イチで夕べ焼いたシフォンケーキをチェック。焼き上がりの状態からさらにへこむことはなく、一見レシピの写真と同じでいい感じ。ワクワクしながら型からはずす。まずはパレットナイフで周囲をぐるりとひと回り。底がはずせるタイプの型だから、これでスムーズに、と思ったらキャ〜ッ! 周囲が完全には型からはずれていなかったみたいで、シフォンケーキ独特の美しい台形が無残にくずれてしまった。きれいな焼き色のついた部分がはがれてしまい、このままではとても持っていけない。でもはがれた端っこをつまみ食いしてみたら、ふんわりしっとりでとっても美味しい。う〜。型からきれいにはずせてさえいれば大成功だったのに! さてどうするか。この不恰好さとでこぼこな表面とを同時に隠してくれるのは、やっぱり生クリームだろう。常備してあるものではないので、急いで買いに行く。え〜っと、自転車の鍵、自転車の鍵。ん? どこだっけ? あれあれ? まったくどうしてこう必要な時に必要なものが見つからないんだか。どうしてもなにもちゃんと置くべきところに置かないからなんだけど。しばらく探したけど見つからず、そういえばもう何ヶ月も乗ってないから、最後に乗った時のバッグか服のポケットに入ってそうだけど、とても思い出せないのであきらめ、早足で駅の近くのスーパーへ。ぜいぜい。脂肪分37%の方しかないけどいいや。急いで取って返して生クリームを泡立てる。なかなか泡立たない。氷を常備していないので、氷水の代わりにアイスノンを下敷きにして必死で泡立てながら、途中で箱の注意書きを読んだら、脂肪分が低めなので出来上がりのクリームはやわらかめになると書いてある。遠くまで持っていくことを考えるとしっかりしたクリームにしないと不安。でも泡立てすぎると分離して二度とクリーム状には戻らないとも書いてあるので、そこそこで泡立てをやめ、パレットナイフで塗りたくる。ん〜。一見豪華〜。生クリームを1パック全部使ったので、ずいぶん大きなケーキになった。アーモンドのスライスをトッピングしてみる。いつか使うかも、と思ってケーキの箱を買っておいてよかった。直径がピッタリの丸底つき。でもいかにもケーキの箱っぽいイラストつきなので、風呂敷で箱ごと包んで、いざ出発!

駅に向かう途中で、今晩オーストラリアに旅立つ後輩からのメールに気づき、すぐに彼女のケータイのアドレスに返信したけど送信エラー。1年以上不在になるから利用停止にしちゃったんだろうな。出発直前に激励メールがしたかったのに残念。ステイ先の住所を教えてもらっておいてよかった。

左團次さんの絵も今日で3回目。まだ1度も先生に見て頂いていないのに、大まかな構図のせいか、「もう出来上がりじゃない」 と言われるところまで描きこんでしまった。それでもなかなか終わりにはならない。なんたって描いてるだけでシアワセなんだもん♪

I さんの息子さんの愛犬ナオちゃんが衝立のすき間から走りこんできて、私ってば思わず叫び声を上げてしまった。そのはずみで絵の具を置いてあった小さな台を倒してしまっい、その物音に驚いて動きが止まったナオちゃんをすかさず I さんが抱き上げる。私の怖がりようにナオちゃんの方が戸惑っているみたい。ごめんねぇ。I さんはナオちゃんを抱きかかえたままで絵を描き続け、ナオちゃんはあったかい腕の中で満足げに I さんのセーターの腕のあたりをカミカミ。そのあまりのかわいさに思わず絵筆をとめて撮影会。すぐ近くにいても抱いていてさえくれれば平気な私に、「怖いだけで嫌いなわけじゃないんだね」 とI さんが言う。そうそう、そうなんですよぉ。情けないったら。

ティータイムは豪華だった。私のシフォンケーキは、表面は生クリームでごまかせたもののスライスすると形があらわになってしまうので失敗したのがバレバレだったけど、ケーキそのものの味も食感もとってもいいとおほめにあずかる。そのほかに、I さんお手製のイチジクのタルトとチェリーケーキや、もうひとりのメンバーご持参の桜餅も加わり、和洋折衷のデザートプレートに3人ともご満悦。

お店にお客さんがいる間は控えていたので、ティータイムがいつもより遅かったこともあり、絵を再開する気力が萎えてしまい、そのまま店内のカウンターでオシャベリモード。お店の隅にはアルパの先生のところから届いた中古のアルパが立てかけてあり、インテリアによく合ってすごく絵になる。届いたままの状態なのでチューニングしようとしたけど、基本になる音がないのでいい加減。さすがにしばらくさわっていなかったから、ちっともうまく弾けない。それどころかレッスンしたばかりの曲さえ思い出せない。いかんなぁ。気合を入れ直してしっかり練習しないと。

デザートでいっぱいだったおなかが落ち着いた頃に近くの中華屋さんで、ピータン豆腐や水餃子・焼き餃子、おこげやチャーハンでまたまたおなかを一杯にして、日付が変わる直前に帰宅。さて、明日はしっかり仕事するぞっ!