午前4時過ぎに仕事を終わらせた仕事をひと寝入りしたあと見直しているところへ新たな依頼のメールが届く。添付ファイルを開くと、幸い3ページと短い。これならなんとかなるだろう、と安心しているとさらに追加のメールが届き、今度は8ページ。ううう。ガックリ。そこへ電話が鳴る。書類を送ってきた先生の秘書さんからで、先生と秘書さんとの間でも意思の疎通がとれていないみたいで要領を得ない。何度かのやりとりの末、最後に送られてきた8ページは3ページを訳すための参考書類だと分かる。よかったぁ。この先生、すっごく優秀ですっごくキレるみたいなんだけど、自分の頭の中だけで完璧に理解していて指示がひとこと足りないのよね。その結果、確認のために思わぬタイムロスが生じたしまう。仕事にはやり方ってものがあるからねぇ。手順というか要領というか。
油絵の自習で大泉学園に2時半には着く予定でいたけれど、仕事を優先せざるを得なくて、家を出たのが2時半頃。雪はとうにみぞれから雨に変わって、冷たい雨の中キャンバスをかばいながら、ほぼ1時間で到着すると、前回欠席だった方がすでに描き始めていた。この家には店の切り盛りをしている I さんの息子さんが住んでいるのだが、昨年まだ小さいのに死んでしまったタケル君に代わって新しいワンちゃんが家族に加わっていた。コーギーのナオちゃん。とってもおとなしくてかわいいんだけど、それでも私はさわることすらできないものだから、私が到着した時点でもうついたての囲いができていた。ナオちゃん、行動範囲をせばめてゴメンよ〜。
今日は3人そろったと思ったのに、I さんが大学で教えている留学生のグループが誕生会でお店に集まることになり、I さんは料理の準備で大忙し。なかなか全員で描けないなぁ。前回、愛する左團次さんを描いているというのになぜか富十郎に似てしまってなかなか脱却できなかったのだが、頬のラインをシャープにして、若干丸みがあった右目を切れ長に修正したら、ようやく天王寺屋の面影が消し飛んだ。2人の素顔は似ても似つかないのにねぇ。いかに未熟な腕とはいえ、どうして似てしまったんだか。また描いてるうちに似てこないように、丸みを排してシャープにシャープに!
お待ちかねのティータイム。夕べ焼いたのは 「ゆずみそのケーキ」 だったのだが、あんなに苦労して探したゆず味噌のゆずの香りが飛んでしまい、な〜んかフツーの 「みそパン」 だったなぁ。みそパンだと思って食べるとおいしいんだけど、「違〜う!」 と叫びたくなってしまう。次回がんばらねば〜。他のメンバーからは、何種類もの材料が入ってカラフルなゼリー寄せと、とってもリッチな手作りキッシュ。う〜ん、シアワセ〜。
留学生たちが到着してパーティーが始まったので、お店の裏のリビングに戻って描き始める。8時半頃まで、ほぼ4時間じっくり描いた。充実感〜♪ 頑張った分、おなかが空いて、お店のカレーを I さんと一緒に頂く。食後には、留学生から差し入れのマキシムのケーキもついて、さすがの美味しさに、たまにはこういうクリームたっぷりのケーキも作ってみようかなぁ、と思ったりした。ついつい話がはずんで気がつくと10時半。3人めのメンバーから私の明日のご飯に、と野菜あんかけ丼の具とご飯の詰め合わせを頂いてしまった。感謝感謝。
今回は今日のうちに帰れるはずが、あえなく最寄り駅の1つ手前で日付が変わり、またしても午前様。明日はアルパの新年会なのに、また雨が降りそうだなぁ…。