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国立劇場の千秋楽は正午開演なので、タイムリミットの１０時半まで仕事をして、急いで半蔵門に向かう。客席で、以前、某会報で歌舞伎史を連載していた頃の編集仲間にバッタリ会い、声をかけたのだけれど、私だと分かってもらえなかったのか、軽い会釈で交わされてしまった。当時、編集会議のたびに夜遅くまで飲んだ仲間なのに…。私ってそんなに印象薄いのかしらん？

今日の芝居は面白かった〜！　今年のベストワンかもしれない。来月の国立劇場も珍しい芝居がかかるから観たい気は十分にあるんだけど、そのあとが苦手な高麗屋の勧進帳なのよねぇ。

またまた終演後はダッシュで帰って仕事再開。でも１時間半ぐらい頑張ったところで担当の先生から電話が入り、急ぎの仕事だったのにいきなりキャンセル。書類の到着待ちだった案件も拍子抜けするほど分量が少ないので頼むまでもないから、とこれもキャンセル。でもこの週末はバタバタしてるからかえってありがたい。

日曜日の合同コンサートに向けて練習をしていて、ふと思いついた。「聖しこの夜」 をいちばんシンプルに弾くところで、歌っちゃったらどうかしらん。アルパの弾き語り。試しにやってみた。いいかも〜。英語の歌詞で何度かやってみて、でもひょっとして客席の方が一緒に歌ってくれたらステキだな、と思い直して日本語の歌詞で再トライ。そのぐらいの遊び心があってもいいよね。