まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-11-24

午後イチに家を出て司法書士事務所へ向かう。建物の未登記部分が問題になっているわけなんだけど、なんと取り壊し→再築は不可能だという。現行の建築基準法では一般道路に2m以上接していないと建築許可がおりないというのだ。リフォームはOKだけど許可が必要な再築はできないって。なんじゃそりゃ! それじゃあ家がどんなに古くなっても取り壊しは認められないという理屈になる。それでも現行法上はそうだと。今さらそんなこと言われたって。規制上、未登記のままでは瑕疵になるというから、取り壊すことが分かっていてもあえて時間と費用をかけて測量して登記をする気になっていたのに、登記の問題とはまったく別の、しかも登記よりずっと大きな問題じゃないか。再築不可なら買ってもらえない可能性が大きい。思わずキレそうになる。再築不可と知ってて隠して売買するような詐欺的なことはできない。となればどうするか。とにかく測量して登記して売主としてできる限りのことをしておいて、あとはリフォームという建前で全面的な改築をしてもらうしかないだろう、という話に落ち着いた。

ところがところが、夜また司法書士の先生から電話があって、測量士を選定して話を進めたところ、昭和40年代の増築で図面も施工業者等の領収書もなく、増築の事実を知る人からの証明書をとることもできない状況では測量しても登記が受けつけてもらえない可能性があるという。そんなのアリか? だってお役所側が登記を要求するから正規の手続でしようとしてるのに、受けつけないって、じゃあどうしろっていうのよっ! またしてもキレそうになる。未登記じゃダメ、登記するために測量しても受け付けない、しかも再築はダメって、何もしないで放置しておけっていうこと? もう信じられない!

小1時間ああでもないこうでもないとやりあった結果、伯母が昭和40年代にすべきであった登記を怠った責任も私が引き継ぐわけだから、私は相続人&売主としてできる限りのことをするしかないという結論になり、測量だけしかできない現状で登記や再築が受け付けられないとしたらどうすればいいのか私が直接役所側に掛け合うとまで息巻いてしまったのだが、とりあえず司法書士の先生がお伺いを立てて、その結果に私が満足できなかったら直接掛け合うことになった。「非力ですみません」 って謝られても〜。確かに物件自体に問題があるわけだから先生のせいじゃないし〜。

結局、測量は測量で進めてもらうことにして、その日程が決まり次第、私も現地に行く必要があるから、合わせて買主さんとの打ち合わせをしてくる予定を立てたものの、こんな状態で買ってくれるかなぁ。私なら買わないぞ。

司法書士事務所にいる間に急ぎの仕事の依頼が入ったから、プールの支度をして行ったのに直帰してマジメに仕事をしているところへ、こんな電話で小1時間も無駄にしてしまったものだから、もうカリカリしちゃって集中力が激減。…あれ? 留守電にメッセージがある。わっ! 遠山先生だっ! 遠い遠い専門校時代に廊下ですれ違うだけで全身が硬直するぐらい大好きだった先生で、その後も先生が舞台に出演するたびに胸ときめかせて飛んでいくワタシ。これまではお芝居ばかりだったけど、なんと今回は先生が歌ってしまうコンサート! うれしいなぁ。先生と電話でお話したのはほんの20分足らずなのに、さっきまでのカリカリはどこへやら、すっかりシアワセ気分になってしまった♪

先生のおかげで気を取り直して仕事に励む。明日の歌舞伎座は夜の部だけだから、明け方まで仕事してそれからひと寝入り…するつもりでしばらく頑張っていたけれど、明日の朝早く起きて出かけるまで仕事しても同じだし、その方が肌にもいいか、と思い直して、今日は終了!

余談 … 司法書士事務所からの帰りにハンズに寄ったら、底が抜けるアルミのケーキ型を発見。つい数日前にチーズケーキを焼くときにほしくて電話で問い合わせたら取り扱ってないと言われたのに。納得がいかなくて店員さんに尋ねたら、もう何ヶ月も前から入荷している商品だそうで、「ひょっとして甲高い声の男性でした?」と逆にきかれた。残念ながら声なんて覚えてなかったけど、そういういい加減な答え方をしそうな容疑者がいるってことだぁね。