まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-11-22

大小2つのキャンバスをバッグに入れて歌舞伎座へ。通路に面した席でよかった。いつもどおり開演前に舞台写真を見に行ったら、なななんと左團次さんの写真がないっ! まさか病気休演? そんなニュースは入ってきてないけど。場内アナウンスにも気をつけていたけど休演の告知はなく、左團次さんはしっかりご出演。じゃあどうして写真がないわけ? 二度も三度も確かめたから見落とすはずがないんだけどなぁ。

顔見世にふさわしい豪華な座組みの割には、昼の部はひとつの演目に出る役者の数が少ないものだから、分散すると豪華さも味わうことができず、こじんまりと地味に感じた。芝居の出来とは別問題の全体の印象として。

適役ぞろいのいい芝居ばかりで充実はしてるんだけど、地味な印象はぬぐえないまま、昼の部の最後は、テレビの 「白い巨塔」 で医師の役をやってた片岡孝太郎の息子千之助の初舞台。祖父の仁左衛門はとびきり二枚目の鳶頭、孝太郎は艶っぽい芸者姿で、千之助は豆鳶の役。お祭りを題材にした舞踊の合間に口上が入り、幕切れは仁左衛門が千之助をおぶって行く。もうとにかくほほえましい舞台で、千之助がちょっと動くだけで会場がわく。テレビのインタビューではウルトラマンのまねをしてやんちゃぶりを発揮していて千之助。ニコニコと上機嫌だったなぁ。

今日は昼の部だけなので、銀座まで歩いて丸の内線で世界堂の新宿本店に向かう。額縁売場で、持参した油絵をこっそりあててみながら品定め。でもしっかり店員さんに見られていたみたいで、どれを買うかを決めて伝えたら、そのときはもうバッグの中に絵をしまっておいたのに、「よろしかったら入れてみましょうか」 って。はずかしい〜。でもせっかくだから入れてもらった。うんうん、いい感じ。まさか売り物に入れてみてくれるとは思ってなかったなぁ。絵を入れた状態のまま梱包してもらっている間にハタと気がついた。薔薇の絵はまだサインをしていない未完成品。完成させてから持ってきていれば、このまま会場のお店に搬入できたのに。サインするためだけに重いのを自宅に持って帰ってまた自宅からお店まで運ばなくちゃいけないなんて〜。大失敗!

ずっしりと重い荷物を抱えて、帰りは都営新宿線から千代田線に乗り換え。方向音痴の私にしては効率的だった。着替えてすぐに、昨日アルパのレッスンで録音してもらった 「聖しこの夜」 を何度も聴いて、練習を始める。先生は最後に軽快なリズムの 「赤鼻のトナカイ」 を加える提案をしてくれたんだけど、間にはさんでも面白そうだな。1週間しかないから、テクニック的に無理のない範囲でいいものにしたい。

明日は祝日かぁ…。カレンダーの赤い日も青い日も関係なくなっちゃって久しいなぁ…。