まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-10-23

片づけを済ませて大泉学園へ。今日は油絵の自習日。F3という小さなキャンバスで描いている紫陽花の絵がまだ終わらない。こんなに長くかかるはずではなかったんだけどなぁ。でも描けば描くほど絵がどんどん変わっていくのは面白い。

これ以上はどうしたらいいのか分からない、というところまで描いて、薔薇の絵に進む。同じサイズ。前回サッと塗った花びらの色がイヤで、オリジナルの写真よりさらにやわらかな色にしてみた。この絵も長くかかるかなぁ?

ティータイムには、夕べ焼いたアップルケーキを I さんがオーブントースターで温め、さらにホイップした生クリームを添えて出してくれたので、ワンランクアップしてとってもグーだった。温めると紅玉の酸味が際立つ。とってもジューシーで、生地の食感もよかった。また作ろうっと。

再び描き始めてまもなくグラグラッときた。大きな揺れを3回感じた。テレビのニュースで震源地は新潟と分かり、新潟に住む知人に思いをはせる。地震国日本とはいえ、台風の上陸数が例年の4倍という尋常じゃない年だけに、何か大きな力が働いているような恐怖を感じる。

I さんの教え子である韓国からの留学生2人と一緒に、I さんのお店の冬のメニューに加わる予定のロールキャベツを頂く。前菜のトマトのムースはふんわりしていて、野菜のみじん切りが食感のアクセント。私も作ってみた〜い。メインのロールキャベツは挽肉を使わず、プリプリの小さな海老がたっぷりで、トマト仕立てのスープもとっても美味しい。デザートは、みずみずしいブルーベリーのゼリーと小豆のムース。シアワセ〜♪

留学生のひとりが日本文化を研究していて、その知識の広さと深さに舌を巻く。2人とも、まったくのノーメイクなのに肌がつやつやピカピカ!

会話がはずんで気がつけば10時すぎ。西武線に乗ってすぐ本を読み始めた。「ひばりが丘〜ひばりが丘〜」 というアナウンスに? 乗り慣れない沿線なので駅名だけではピンとこない。社内の路線図で確認すると、反対の所沢方面に乗ってしまった上に3駅も気づかずにいたのだった。おバカ。ようやく逆の電車で池袋に着くと、山手線が止まっていた。渋谷辺りで線路に人が進入したため安全確認をしているという。約20分の不通。てことは、西武線で方向を間違えなければ引っかかることはなかった。ぶー。

結局40分遅れで帰宅。明日の納骨の準備をする。白木の箱を風呂敷で包み、抱えて歩くにしても外で下に置けるように紙袋に入れ、仮の位牌も風呂敷で包んでバッグへ。そしてお金。戒名料として提示された百万円とお経料の20万円。韓国には戒名なんてものはなく、留学生に 「なんのために必要ですか?」 ときかれた。お彼岸の時にお寺で読み上げるだけで、必要なんて全くない。「必要ないものをなぜつけますか?」 つけたくてつけるわけじゃないのよ〜。「つけたくないのに百万も払ってつけるなんて信じられません!」 私も信じたくないわ〜。

120万円も包もうとすると、用意した不祝儀袋の中袋になんか入らない。葬儀の時に買取りせざるを得なかった文具一式の中に半紙があったことを思い出し、中袋の代わりにする。でも外袋もパンパンで、水引がかからない。糊でとめてある部分をはがして、水引をゆるめて結び直す。ちょっと不恰好だけど仕方がない。ここまでして払う必要を感じない金額を払うんだもんなぁ。

大小作った遺影のうち小さい方をバッグに入れて準備完了。さて、母の告別式以来20年ぶりの兄との対面はどうなることやら…。