まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-07-28

今日は歌舞伎座の千秋楽♪ 余裕をもって起きたはずなのに、なぜかプロントに寄る時間もなかった。おかしいなぁ。

今月の目玉は玉三郎が主役の 「桜姫東文章」。大名家のお姫様が屋敷に忍び込んだ悪党にレイプされてしまったにもかかわらず、その相手に惚れてしまい、女郎にまで身を落とすというすごい話。何度か観ているつもりだったし、玉三郎の桜姫も確かに観たような気がするんだけど、上演記録を見る限りでは、雀右衛門染五郎のしか観ていないらしく、家に帰って調べてみたけど録画もしていなかった。変だなぁ。

玉三郎以外の出演者はほとんどが猿之助の門弟。カリスマ師匠が病気休演中だけに気合いが入っている。なかでも玉三郎の相手役に抜擢された段治郎はひと皮むけた感がある。上背はあるし二の線がいける顔立ちだし声も男らしくて風姿は十分なのに、これまでは、どこか優等生気質というか、そつなくまとまってしまっていまひとつ面白みがなかった。でも本来なら格が違いすぎる玉三郎を相手に、かつてない大役を歌舞伎座の本興行で務めるという得がたい体験をして、確実に成長したのだと思う。きっと彼の転機になるはず。そうしなきゃ。でも玉さんにあんまり気に入られるのも心配だなぁ。芝居とは別の面で…。

昼の部と夜の部の間に大事な大事なイベントがあった。滝乃さんのアレンジで、歌舞伎座1階の喫茶室で、みかさんと3人で初顔合わせ。私と滝乃さん、私とみかさんは会ったことがあるのだけれど、お2人は初対面だったのよね〜。みかさんは黒のかわいらしいデザインのワンピースで、滝乃さんは白を基調としたキャリアウーマンらしい装いで、私はといえばいつもの作務衣姿という…。3人で会うのがようやくかなったのも滝乃さんのおかげです。みかさんは、ほんの短い時間のために、お休みのところをわざわざいらして下さったのね。お2人とも、本当にありがとうございました! みかさんに頂いた小豆の寒天も、滝乃さんに頂いた勘三郎煎餅も、家までガマンできずに幕間にしっかりお腹におさめてしまいました。どちらもと〜っても美味しかったですぅ。それなのに私ってば今回は余裕がなくて手ぶらで失礼してしまいましたが、来月は期待しててねっ! (って、日記に書くことじゃないけど、お2人がいつも読んで下さっているのでこの場を借りて…)

もうひとつの幕間のお楽しみは売店。柿渋のお店に、黒い流線型の身体に白くて小さな丸顔のバランスがなんとも言えない招き猫がいて、先輩のカレーショップの内装にはマッチしないかもしれないけど、お店がオープンしたこの日に目にとまったのも何かの縁かもしれないと思って購入。でもそれだけじゃ済まなかった。確か先月も出ていた柿渋の巾着がメッチャかっこいいんだぁ。名前も入れてくれると言われ、ガマンできなくて合わせて購入。あとで取りに行ったら、巾着の裏に注文どおり平仮名でとってもいい感じに私の名前が入っていて、招き猫の袋にも味のある筆使いで 「笑福ねこ」「商売繁盛」 の文字や可愛らしい猫の絵が描かれていて、しかも 「ご縁だから」 と手ぬぐいまでオマケにつけてくれた。この手ぬぐい、確か3千円で売っていたんじゃ…。オジサン、太っ腹! とってもいい感じのオジサマだったのよね〜。来月も同じ売店が出てるといいなぁ。

さて、明日は夕方病院。どんな展開が待っているやら…。