まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

別 件

11日は歌舞伎座の優先予約日。7月は、昼の部は團十郎、夜の部は幸四郎がメインで、いずれも上演回数がとても少ない通し狂言。10時の時報とともにアクセスに成功し、無事に両方のチケットをゲット。いつもどおりに昼夜通しで観ることにしちゃったのだけれど、通し狂言は観るほうにも集中力が要求されるから、いつもよりしんどいかも。

林田さんの先週の OTTAVA Andante をオンデマンドで聴きながらニャンドゥティを進め、4時間じっくり聴いたあと、新たに図書館で借りた乱歩の作品集を読みたくて、昨日に続いてコメダ珈琲へ。

ところが、カウンター席に座ってすぐにメールの着信に気付く。ゴーサイン待ちのまま連絡がない案件とは別のクライアントから和訳の打診。これはチャンスかも、とメールの主には待ってもらい、保留中のほうに別件が来たことを伝えて状況を教えてほしいと連絡したところ、幸いすぐに返信が来て、まだ時間がかかりそうだから別件を受けてもらって構わないと。メールの主にその旨を伝え、受注確定。

でも、せっかく読書をするためだけにコメダに来たからなぁ、と文庫本を開くと、1話目はごく短く、すぐに読み終えてしまった。せめてもう少し、と2話目を読み終え、やっぱり落ち着かなくて撤退。読書しにコメダに来て30分ちょっとで帰るなんて、初めてじゃないかしらん。

落ち着かなかった理由は、仕事をスタートする前に明日の絵の教室用にケーキを焼かないといけないから。先週焼いたケーキは結局、自己消費することにしたので、昨日スーパーを3件回ってチェックしておいたアメリカンチェリーを2パックとその他の材料を買って帰る。でもその前に、と送られてきたファイルをチェックすると、あれ? パワーポイントで英文の上に和文を上書きしていくはずだったのに、届いたのはPDFファイル。これじゃあ上書きできない。すぐにメールで問い合わせると、折り返しパワーポイントのファイルが送られてきた。よしよし。先に確認して良かった。

ケーキ作りは、まずアメリカンチェリーの種を取る作業から。専用の種取り器を持っていないので、地道に串の後ろのほうを刺して抜き取る方法で始めたところ、素直にスポンと抜けてくれる種もあれば、周囲をグリグリしても頑固に実に張り付いて出てきてくれない種もある。チェリーの赤い汁でキッチンも両手もまるで血まみれのような状態で格闘するうち、右手の親指に痛みが走った。ど真ん中に5ミリぐらいの縦の割れ目。あうう。久しぶりのアルパのレッスンが数日後に迫っているタイミングで、どうしてこういうことになるかなぁ。爪が割れると弾けないのにー。

でも仕方がない。まずはケーキだ。ようやくすべての種を取り終えたチェリーの半分はキルシュワッサーに漬けておき、まずはクラフティ。タルト型に生クリームたっぷりの生地を流し、チェリーを均等にたくさんのせて、オーブンへ。

焼いている間に、シンプルなスクエアケーキの生地を準備。チェリーを漬けておいたキルシュワッサーも生地に加え、こちらにもチェリーを並べ終えたタイミングでクラフティが焼き上がり、入れ違いにスクエアケーキをオーブンへ。

洗い物を済ませ、ひと息ついている間にスクエアケーキも焼き上がり、並べて冷ましておいて、仕事モードに切り替える。クラフティのほう、均等に並べたはずのアメリカンチェリーが激しく乱れてしまった。スクエアケーキの方は大丈夫なのに、生地の違いかしらねぇ。

最近、パワーポイントの書類、増えているなぁ、と思いながら作業に集中。ワードの書類なら、余計なことを考えずに和訳に専念すればいいのだけれど、テキストボックスで構成されているパワーポイントはそうはいかない。自分が作ったファイルじゃないから、どうして同じテキストボックスの中にある記号だけが修正できないのかと調べてみると、そこだけ別のテキストボックスが重なっていたり、テキストボックスに十分に余白があるのに文字が入力できないと思ったら、1行だけのテキストボックスに複雑な段落書式が設定されていたりで、もう大変。まるで謎解きみたい。

そんなこんなで苦労しながら、約3時間半。お風呂で温まりながら頭の中をクールダウンして、星野源オールナイトニッポンを聴きながら作業を続行。三浦大知さんとのトークはとても穏やかで楽しかった。番組が終わってもいまいちキリが良くなかったので1時間ほど延長線。結局また夜更かしをしてしまった。ふぅ~。