まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

一気読み

昨日「国宝」上巻を読み終えたので、午前中に図書館に行き、その上巻と「六番目の小夜子」を返却し、下巻と、在架の図書の中から大島真寿美「渦」を貸し出し。そこからコメダ珈琲に直行し、下巻のほうから読み始める。読み進むうちに小腹が空いて、ミニサンドをトーストにしてもらった。玉子たっぷり。

そのあとアリオに移動し、上島珈琲店で続きを読む。クーポンを使ってココナツミルク珈琲。どちらのカフェも集中できる心地よい空間で、なんと下巻を一気に読み終えてしまった。これは想定外 (^^)

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面白かったからこその一気読みではあったんだけど、フィクションとはいえ、さすがに無理があるだろうと思った点もある。以下ネタバレになるけども、背中に入れ墨のある組長の息子が女形として芸を極め、人間国宝に内定するほどの高みにのぼりつめる。女形は立役と違い肌脱ぎになる場面はまずないから、入れ墨のことを周囲が承知の上で受け入れていたというのは、実際には難しいとしても、まぁ、ギリありかもしれない。ただ、ラストで、現実乖離の異変が起きていることを周囲も気づいていながら、阿古屋の舞台の最中に陶然として客席に降り、そのまま通路を進んでロビーに出てしまう。そこまではいいとしても、ロビーには劇場関係者もいるはずだし、そんなふうに異様な状況で劇場内を歩いていく主人公を彼が支えてきた人たちが様々な思いを胸に見守っていたのに、現実感を失ったまま劇場から外へ出て、さらには車道に踏み出してしまうまで、誰も制止しないなんてことはあり得ないし、あってはならないはず。そこだけはどうしても納得ができなくて、もやもやが残ってしまった。登場人物がそれぞれに魅力的で、ぐんぐん読ませる力がある作品だっただけに、この読後感は残念で仕方がない。

夜には、「家事ヤロウ」を見ながら今シーズン何度目だかもう分からないぐらいの夏野菜炒めで夕食を済ませ、ビーズ織りのやり直し。織り始めに残しておいたモノコードを左端で段ごとに絡めていくのをし忘れていたものだから。ただ、1段ごとに織り図を見ながら1粒ずつビーズを拾い直して織り進んできたのに、それもすべてやり直すのは大変だから、各段のビーズを長いビーズ針で拾い、通した状態で休めておくことにした。幸いまだ6段しか織っていなくて、手持ちのビーズ針が5本あったので、最初の段を残して、1段1本の針に通したビーズを入れ直すことで修正完了。

そのあとは、ワシントンDCでのシティ・オープンに続き、カナダのトロントで始まった「ナショナルバンク・オープン」圭くんの1回戦。シティ・オープンの準決勝戦がわずか2日前なのに、テニスの試合って本当に過酷なスケジュール。対ケツマノビッチ戦はフルセットにもつれこみ、圭くんが勝ち進んだ。右肩に痛みがあるようなのがちょっと心配。西岡くんは残念ながらティアフォーにストレートで敗れてしまった。

応援しながらニャンドゥティを進める。スクエアのドイリーはひととおりチクチクし終えたので、小さな木枠のほうに布を貼り、同じベージュの糸で丸いモチーフの土台をいくつか。スクエアのモチーフをそのままバッグに仕立てるかどうか迷い始めているのだけれど、ベージュの持ち手も用意してしまったから、なんらかの形でベージュのモチーフをバッグに使うつもりなので、丸いモチーフが無駄になることはないはず。まさか2か月半以上もかけてモチーフを仕上げたあとに、こんな迷いが生じるとはねぇ…。