絵織りの仕上げ。コメダ珈琲で縦糸の端を4本ずつ房に結ぶ作業を始めてすぐに、なにやら違和感が…。枠の部分は三角形と逆三角形とを組み合わせたような複雑な模様になっているのだけれど、その一番上の逆三角形の部分だけ模様が違う。おーまいがーっ!
どうして織り機からはずすまえに気づかないかなぁ。猫の絵織りがうまくいかなかったから、今度こそ、と頑張ったのに。これはこれで複雑な幾何学的模様で、きちんと規則正しく並んでいるから、間違っているとは思わなかったのか、単に明け方までの作業で疲れていたのか、はたまたゴールイン間近で気が急いたのか。
ひとまず上下の縦糸すべてを房に結び終えたところで帰宅し、織図と見比べながら、どうすれば直せるかを考える。
間違っているのは、逆三角形の上の底辺部分から3段目。その段の緯糸を切って、正しく通し直せばいけるんじゃないかしらん。
まず白の緯糸を切って途中までほどき、縦糸1本1本のここは上、ここは下、とかぎ針ですくいながら通していく。ところが、しばらく作業を続けたところで、さらにショックなことに気づく。
間違っているのは白の糸じゃなく、ピンクのほうだ!
がーん。
もう切ってしまったものはどうしようもないので、白糸は元通りになるように、ピンクの糸は正しくなるように、それぞれ1段2本ずつ、計4本の緯糸をひと目ひと目かぎ針で拾う地道な作業にいそしむこと数時間。
やっと直ったー! めでたく完成。室内でスマフォで撮影すると、色がいまいちうまく出なくて、あれこれ試行錯誤の末に壁に画鋲で四隅をとめて撮ってみた。実物より色合いが暗いけど、とりあえずの全体図。鳥のデザインが凝っていて、時間はかかったけど楽しかった。