まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992018-05-05

スマフォの歩数計によると、初日はなんと1万6千歩近くも歩き、昨日も9千歩近く歩いたので疲れたのか、今朝はなかなか起きられなかった。

ラ・フォル・ジュルネ最終日の今日は、斎藤さんが天王洲にオープンしたサテライトスタジオから生放送を担当する土曜日と重なり、また今日は斎藤さんの誕生日とも重なっているので、そちらに向かったリスナーも多いのだろうなぁ、と思いながら、私は午後から国際フォーラムへ。

初日のガリアーノさんの公演と同じホールB7で、15時半から、モディリアーニ弦楽四重奏団の公演。ヴァイオリンが2台にヴィオラとチェロ、これにピニストのマタン・ポラトが加わり、ドヴォルザーク弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」とピアノ五重奏曲イ長調。弦楽に重なるピアノの音色も繊細で、とても優美な演奏だった。心が穏やかになる感じ。

この公演でもまた、初日にチケットをくれたリスナーさんと遭遇してビックリ。これから天王洲に向かうとのこと。皆さんによろしく、と伝言をして、私も次の公演まで時間があるので、近くの三菱一号館美術館へ。林田さんが音楽之友社ウェブマガジンONTOMOで紹介していた「ルドン 秘密の花園」という展示を観る。

木炭の時代と色彩の時代の両方があり、色彩のほうは色使いが独特で、花や植物の絵が中心なのだけれど、かたや不思議な世界にも魅せられていたようで、人面花とか、特異な雰囲気の作品も面白かった。男爵からの注文で描いた婦人の肖像画は、普通なら人を中心に据えるのに、余白が大きく婦人は画面の右端にいるのがユニーク。1箇所だけ写真撮影OKのコーナーがあったので、写真でおすそ分け。絵葉書を3枚買い、1時間弱で再び国際フォーラムへ。

初日と同じカフェ・レクセルへ。たけのこのごちそうサンドは売り切れだったので、アボカド&エビのにしてみたら、レタスもたっぷり、エビはプリプリで、明太子マヨネーズとの相性もよく、とても美味しかった。またモカカプチーノを注文したら、カップに浮かぶ柄が初日とは違う。人によって違うのねぇ。今日のほうが凝った柄で素敵だった。

腹ごしらえを済ませてから、昨日終えた英訳の見直し。こんな場所で無粋だとは思いつつ、背に腹は代えられない。

19時半から同じホールB7で、ヴァイオリンのパヴェル・シュポルツル&伝統ロマ音楽のトリオ「ジプシー・ウェイ」による公演。もし楽しいと思ったら、拍手はもちろん、足を鳴らしたり歌ったり叫んだり踊ったり、もう好きにして、と演奏前にパヴェルさん。ブラームスの「ハンガリー舞曲」のあとに予定にはなかったサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」が続き、オリジナルの「ジプシー・ファイヤー」からピアソラの「アヴェ・マリア」、「ロシアン・ファンタジー」そしてモンティの「チャールダッシュ」と選曲も素晴らしく、リズミカルな場面では拍手が自然発生し、大盛り上がり。ジプシー・ウェイは、ヴィオラコントラバスのほか、ツィンバロンという初めて目にする楽器の構成で、大きな箱の中に張られた金属製の弦をバチで叩いて鳴らすツィンバロンはピアノの起源とも言われるそうで、素朴な音色がとても魅力的。ツィンバロンとヴァイオリンのスタッカートが重なり、オルゴールの音色のような場面もあった。ツィンバロンが加わることで、おなじみの曲も新鮮に聴こえる。文句なしに楽しくて、この公演をラストに選んだのは大正解!

チャールダッシュを頭の中でリフレインしながら9時半頃に帰宅。世界卓球の女子の決勝戦を見る。やっぱり中国は強い!

そのあと見直しを終えた英訳の修正を済ませ、送信。またすぐ次の案件に取り掛からないと…。はぁ〜。