まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-05-06

ラ・フォル・ジュルネ3日目。そして最終日。

8時に目が覚め、1時間ほどパワーポイントの英訳をして、ひととおり訳し終えた。よしよし。

支度を済ませ、11時に東劇のサイトでMETライブビューイング「エフゲニー・オネーギン」の予約をし、モスチーズバーガー&ポテトとアイスコーヒーで腹ごしらえをしてから国際フォーラムへ。

OTTAVAブースで斎藤さんやリスナーさんたちに挨拶をしてから、森雄一さんと小室敬幸さんが担当する生放送の開始を待たずにホールCへ。日程を勘違いしていて、斎藤さんが火曜日の番組中に薦めてくれた中から残り少ないチケットが取れた2公演の1つ目。

13時半から、ダニエル・ロス指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアの演奏によるオネゲルのオラトリオ「ダヴィデ王」。チケットは完売していて、入口で「チケット求む」と書いた札を掲げて立っている人もいた。語り手や巫女その他のソリスト5名とローザンヌ声楽アンサンブルが物語を紡ぎ、ステージの左右に字幕が出るので内容もしっかり理解できる。なのに歌詞カードをめくる人がいて、私の真後ろでめくる音が耳に近くて鬱陶しかった。歌詞カードは終演後に出口で配ればいいのに。45分の公演が多い中、特別に75分の長丁場ながら、ソリストの歌唱もさることながら合唱の迫力が素晴らしく、あっという間に感じた。大人気の公演を聴くことができて良かった。

OTTAVAブースに戻ると、和太鼓の林英哲さんがゲストで締太鼓の生演奏があり、ガラス棟の高い天井に響き渡って異空間のよう。

16時半からホールC。観客もスマフォで参加できるのが話題で、チケットは完売。OTTAVAブースで説明を受けていたので、夕べのうちに音源のページをブックマークしておいた。ホールの入口でもダウンロードの仕方の解説が配られ、開演までの間にあちこちで再生され、鳥の声が鳴り響く。ウラル・フィルハーモニー管弦楽団がステージ上にそろい、指揮者のドミートリー・リスさんの合図で客席が一斉に音源を再生。ホール全体がさながら鳥の楽園。その中で静かに演奏が始まる。若干、音の止め方が分からない人がいたみたいで客席が静まるまで時間がかかったものの、オーケストラでも鳥の声を真似ていたので違和感はなく、鳥の声に風の音が重なる。タン・ドゥンのパッサカリア「鳥と風の秘密」。オケのメンバーが演奏しながらハミングしたり、呪文のような言葉を囁いたり、掛け声をかけたり、指を鳴らしたりととにかくユニーク。自然のエネルギーを存分に感じる斬新な演奏。

続いてピアニストのベレゾフスキーを迎え、超絶技巧のハチャトリアン「ピアノ協奏曲」変ニ長調。オケのエネルギーとベレ様のエネルギーとがぶつかり合って、火花が散るような圧巻の音の嵐に陶然となる。

最後は日本初演の「踊る天使」。ティンパニやドラムセットなど4人のパーカッション奏者が大活躍で、間違いなく和太鼓や日本の祭り囃子にインスパイアされたんじゃないかと思うような曲調で、ここでもオケのメンバーが足踏みをしたり、掛け声をかけたり。面白いわー。ユニークさでは今回聴いた中でピカイチ。

あんまり楽しかったので、OTTAVAブースに戻り、斎藤さんにお薦めしてくれたお礼を言ってから、どんなだったか熱く語ってしまった。

これでチケットを取ってあった公演はすべて終了。地上のオープンスペースにリスナーが集まるテーブルがあり、毎日ちょっとだけ顔を出しては「出席簿」にラジオネームを書いていた。最終日の今日は夜のこのタイミングで初めて顔を出し、他のリスナーさんと一緒に屋台村で「富士宮やきそば」を買って戻り、テーブルで食べ終えてから再びOTTAVAブースへ。

森さんと「吹奏楽作家」オザワ部長さんの「ブラボー・ブラス!」を聴きながらリスナーさんたちとお喋りをして、最後のジングル録音にも掛け声で参加をして、打ち上げも予定されているようだったけれどパスして駅へ。22時前に帰宅。

英訳の見直しをするつもりでいたのだけれど、3日間の遊び疲れか身体のあちこちがガチガチだったので、マッサージチェアに直行。今日はブースで立ち見の時間も長かったせいか、特に足の裏がミシミシで、背中も肩もバリバリ。どうしてこんなに? と不思議なくらい。

マッサージでだいぶほぐれたものの、納期にはまだ余裕があるので、今日はもうおしまい。お風呂へGO!