まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

LFJ 2日め

昨日に続いて午後から国際フォーラムへ。まずは OTTAVA ブースに直行。今日のMCは、OTTAVA の朝の番組 Fresca を担当しているピアニストの本田聖嗣さんと長井進之介さん。本田さんのダジャレがいつものごとく絶好調。ゲストで登場したギタリストの大萩康司さんがその場で演奏してくださり、ぜいたくなひととき。

天王洲のサテライトスタジオに放送が移り、OTTAVA ブースが小休止になったところで、お気に入りのカフェ・レクセルへ。日差しが強く暖かかったので、ハーブティーのジンジャーブレンドをアイスで。ポットにたっぷり2杯分。爽やかな味で美味しかった。

15時15分から福間洸太朗さんのピアノリサイタル。去年は即完売でチケットが取れなかったのが今年は先行抽選に当選。OTTAVAにもゲスト出演されたことがあり、そのご縁でコンサートにも行ったことがある。モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」で始まり、リストの旅人のアルバム第2巻第5曲「アンダンテ・モルトエスプレッシーヴォ」、メンデルスゾーンの幻想曲嬰ヘ短調スコットランドソナタ」とクラシックのナンバーが続き、後半は現代音楽から武満徹の「フォー・アウェイ」とゴーサンの「Tokyo city」。ピアノを挟んで福間さんと向かい合う席だったので、指が見えないのが残念だったけど、秘めたる情熱が静かに迸る、そんな印象の素晴らしい演奏。

OTTAVAブースに戻ると、斎藤GMが隣りのキオスクホールでこれから演奏するシルバ・オクテットはとてもいいよ、と薦めてくれたので聴きに行く。クラシック出身の8人が民族音楽などにレパートリーを広げ、さらにバラライカの名手を加えた構成で、とても表情豊かで楽しいステージを繰り広げる。途中でクラリネット奏者がステージから客席に降り、観客にクラリネットの穴を指で抑える操作をさせて吹いて見せたり、お父さんに抱かれて寝ている子の前では静か~に演奏して通り過ぎたり、とサービス精神たっぷり。途中から手拍子が自然発生し、大きな会場が大盛り上がり。このステージの直後、シルバ・オクテットから4人とバラライカ奏者の計5人が OTTAVA ブースを訪れ、先程のステージでは演奏しなかった曲を聴かせてくれた。 

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地上のオープンスペースでしばしリスナーさんたちとお喋りしたりしたあと、再びカフェ・レクセルへで時間調整。今度はホットのカプチーノにしてみた。値段はちょっと高いんだけど、その価値は十分にある美味しさ。

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20時半からは、私が今回選んだ5公演の中で一番の目玉と言っていいオペラ「後宮からの誘拐」。ディーバ・オペラというイギリスのカンパニーで、オケではなく、ステージ後方のど真ん中に置かれたピアノのみの演奏で、装置はごくシンプルに、長椅子と間仕切りが置かれている程度。衣装は本格的で、登場人物は6人だけ。とてもシンプルな構成なのだけれど、やや大きめな会場のかなり後方の席だったのに十分に歌声が響き、素晴らしかった。ドイツ語での上演で字幕の設備がないため、一斉に歌詞カードのページをめくる音が響いてしまうのは仕方がない。歌詞カードを印刷した後に上演時間の関係で少しカットされた部分もあるようだったけれど、十分に楽しむことができた。15分の休憩を挟んで22時半までたっぷり2時間。まったく長く感じなかったし、もちろん寝落ちもしなかった。

充実した2日め。楽しかったー (^^)