まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-05-19

90ページの和訳は果たして来週金曜日の納期に間に合うのかどうか、はなはだ不安ではあるのだけれど、まさかこんなに忙しくなるとは思わなかったから、毎月恒例の歌舞伎座昼夜のみならず、久しぶりの文楽「絵本太功記」のチケットも取ってしまっていた。それが今日の夕方。チケットは大抵1か月ぐらい前に手配するから、その時点で1か月先の仕事量なんて、分からないのよねぇ。

寝ていかないと客席で居眠りしちゃうから、かろうじて約5時間の睡眠を確保。幸い夜の部で17時ちょうどに開演なので、すっかり身支度を済ませてから15時近くまで和訳の続きを進め、駅構内の Beck's で軽く腹ごしらえをしてから半蔵門へ。開演10分前に到着。

今回の公演を観たいと思ったのは、全13段からなる「絵本太功記」のうち歌舞伎で上演されるのはもっぱら10段目の「尼崎閑居の場」ばかりなので、他の場面のうち特に「本能寺の変」の場面に興味があったから。時代劇だとよく信長が最期の時を前に「人間五十年〜」と謡いながら舞いを舞ったりするけど、そんな演出はなく、至ってシンプル。渾身の語りと義太夫三味線の音とあいまって、表情がないはずの人形が生き生きと躍動し、グイグイと心に迫ってくる。やっぱりいいなぁ、文楽って。

心配していた寝落ちもなく、20時40分頃に終演。半蔵門線から大手町で千代田線に乗り換えようとホームを移動したら、まさに私が降りる駅で約1時間前に人身事故があり、その影響でダイヤが乱れているというアナウンス。スマフォで調べてみたら、消防車や救急車もたくさん来て相当な騒ぎだったらしい。そのせいかどうか、いつも以上に混雑していてまっすぐ立てる場所を捜すのも大変なぐらいなのに、右隣りの女性が立ったまま眠っていて、もたれかかってきて重たいし、何度も膝かっくんになるから鬱陶しいし、迷惑だったわー。

22時ちょっとすぎに帰宅して、すぐに和訳を再開。キリのいいところまで、と続けているうち、朝7時半すぎになってしまった。それでもまだ、納期に間に合うかどうかはかなり厳しい。

水ぶくれの中のリンパ液はさらに減り、今はもう膨らみはほとんどなく、まるで巨峰を1粒食べたあとの皮が2つ折りになって貼り付いているみたい(ブドウじゃなく巨峰なのは、単に大きさの問題)。午後から形成外科で診察だから、その前にちょっとひと寝入り (^^ゞ