まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-03-28

6時のアラームで起床 … したはずが、ハッと気がついたら6時40分! いや〜ん。慌てて身支度をして、忘れ物がないかをよくよく確認。ベックスで朝食を済ませて東京駅八重洲口の集合場所へ。JTBの独自の募集で参加した方や「まだ見ぬリスナー」さんもいるので、顔なじみのメンバーは半分ぐらい。

9時20分発の新幹線「やまびこ」に乗り、大宮からの参加者も加えて、総勢約50名。車内では、明日のコンサートに備えて小さな万国旗を用意する作業に加わり、割り箸に旗を取り付け、60本を用意。約2時間で仙台に到着し、まずは「伊達の牛たん本舗」本店で昼食。そのあと2台のバスに分乗して石巻に向かう。日差しが強くて、思った以上に温かいどころか暑いぐらい。

最初に訪れたのは石ノ森萬画館北上川の河口に近い中洲にあり、津波は1階の天井近くまで達したという。語り部さんがバスに同乗し、門脇地区から日和山へと被災地をめぐる。語り部さんのお話から、震災を生き延びた人たちた新たな課題に直面していることを知る。仮設住宅から復興住宅に移れることになっても、移った途端に補助金はなくなり、家賃等の支払が必要になること、校庭に仮設住宅が建設されたり、校庭が被災したままで使用できない状況にある学校の生徒は運動不足になりがちで、肥満傾向にあること、震災で居住環境が以前とは変わってしまった結果、近隣との関係を築くことができず、孤立化している人がいること、復興関連の仕事は長期的な展望がないため、若い人材が流出する一方であることなどなど。

写真は日和山から見下ろした風景で、中洲にある白い建物が石ノ森萬画館。震災当時、この山まで逃げて押し寄せる津波を見ているしかなかった人たちの思いはいかばかりだったか。

石巻の駅前に戻り、物産館で買い物タイム。お店の方に「こんなにたくさん買ってくれる団体さんはそうはいない」と言わしめた私たち ^^;

仙台市内に戻り、6時半近くに駅前のホテルメトロポリタンにチェックイン。荷物を置き、着替えてすぐにホテルを出て、前夜祭の会場に向かう。徒歩5分程度の「ビストロぼんてん」。

現地集合のリスナーさんとはここで初めてご挨拶。リハーサルを終えた仙台フィルの方たちも10数名、そしてさらに指揮者の三ツ橋敬子さんもいらして下さり、大盛り上がり。いずれも血液型がA型のバイオリン、チェロ、オーボエ、ピアノの4人で結成された「チームA」の生演奏というサプライズもあり、最後にはチームAの伴奏で「威風堂々」の合唱練習。楽しかったぁ。車内で用意した万国旗も配り終え、準備万端。

リスナーさんばかり10人前後で、VELOCE にて二次会。OTTAVAに出資してくれるサポーターの輪を広げていくにはどうしたらいいか、なんてことを真面目に話し合う。なんたって、この日のためにブラジルからかけつけたリスナーさんもいるぐらいだから!

ホテルに戻ったのは11時すぎ。明日はオプショナルツアーの集合時間が早いから、寝坊しないようにとっとと寝る!