まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

スーパーオーケストラ

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英訳を途中で切り上げ、久しぶりのサントリーホールへ。毎年恒例の「がんばろう日本! スーパーオーケストラ」は、日本各地のオーケストラからコンサートマスターその他の精鋭がこの日のためだけに集結する豪華な企画で、仙台フィルを応援するOTTAVAのツアーと同様に東日本大震災のあと毎年行われていて、募金等を通じて震災遺児の支援に貢献するチャリちーコンサート。今年のゲストはヴァイオリニストの木嶋真優さん。

始まる前のロビーで2人のOTTAVAリスナーさんに遭遇してご挨拶。でもそれ以外のリスナーさんにはお会いできなかった。きっと他にもいらしていたと思うのだけれど。客席全体も、今回は満席とはいかなかったみたい。継続していくことの難しさ、かなぁ。

高関健さんの指揮で、ブラームスの「悲劇的序曲」作品81で始まり、木嶋さんを迎えて同じくブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」ニ長調(作品77)。鳴り止まない拍手の中、木嶋さんがアンコールで「ふるさと」をそれはそれは素晴らしいアレンジで聴かせてくれた。15分の休憩をはさみ、ドヴォルザークの「交響曲第8番」ト長調(作品88)と充実のプログラム。毎年そうなんだけど、熱い演奏に胸が震える。

最後に客席も一緒に「ふるさと」を合唱するのが毎年のお約束。木嶋さんはベアトップの美しいドレスからまったく印象が違う可愛らしい私服に着替えて登場し、9歳のときに神戸のご自宅で体験した震災の記憶を語ってくれた。

終演後のロビーでは、木嶋さんの募金箱に人が殺到して近づくこともできない状態だったので、コンサートマスターの小森谷巧さんと、司会の小森谷徹さん(お二人はいとこ同士)の募金箱にそれぞれ募金。

帰り道では頭のなかで「ふるさと」のメロディがリフレイン ♪