まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-03-29

仙台ツアー2日め。6時半のアラームが鳴る前に目が覚めた。身支度をして朝食 … の前に、一度ホテルの外へ出てみて、体感気温のチェック。ううむ。薄手のインナーでも暑いかもしれない。

和洋折衷のビュッフェスタイルで朝食を済ませ、食後の珈琲を楽しみながら、部屋に届いていた河北新報の一面を開くといきなり「羽生 連覇逃す」という見出し。帰るまで結果を知らずにいたかったのにぃ。

チェックアウトを済ませ、8時40分にバスがお迎え。オプショナルツアーで松島に向かうのは14人と少人数。塩釜港から丸文汽船にて遊覧観光。デッキの上では海風で肌寒いぐらい。海鳥が人懐こくて、船に着いてくる。震災当時もこの船に乗っていたというガイドさんの話では、船はどれも無事だったのに、津波でご家族も家も失ってしまい、自分はまだ両親の遺体が見つかったからまだいいほうで、まだ気持ちのけじめがつけられずに苦しんでいる人がたくさんいると。そう語る彼女の笑顔ははじけんばかりで口調も明るく、それだけに語られる話の重みが余計に心に突き刺さる。

松島で船を降り、牡蠣小屋にて焼き牡蠣をひとり2つずつ。これがメチャクチャ美味しかった! やや小粒ながら味がギュッと濃縮されていて、プリップリ♪ そのあと海の幸たっぷりの昼食。こちらも美味しゅうございました。

今回は行きも帰りもツアー参加でスケジュールがタイトだから、おみやげは最後に駅でまとめて萩の月でいいかぁ、と考えていたら、思いがけずしおがまのリクエストがメールで届き、時間があるといいんだけど、と心配していたところ、松島の土産物店でしおがまを見つけ、即購入。これでひと安心。

午後1時頃に松島を出て、道路が空いていたおかげでバスは2時前にコンサート会場に到着。さあ、「つながる心 つながる力 みんなでつくる復興コンサート 2015」は3時開演!

例年どおりバッハの「アリア」を献奏として全員で黙祷。斎藤さんの司会で、仙台南高校音楽部合唱団の皆さんによる「わせねでや(東北の言葉で、忘れないでね)」と「You Raise Me Up」、田代万里生さんを迎えて「虹の彼方に」とミュージカルメドレー、休憩をはさんで、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」から「ワルツ」とスタヴィンスキーの組曲火の鳥」全曲。仙台フィルの演奏が素晴らしくて、スタンディングオベーションのあと、アンコールはこれも恒例となっているエルガーの「エニグマ変奏曲」から「ニムロッド」。そしてフィナーレは「威風堂々」の大合唱! 万国旗を振り振り、大きな声で歌う。鳴り止まない拍手の中、カーテンコールの間に仙台フィルのメンバーも何人かが万国旗を振ってくれて、指揮者の三ツ橋敬子さんも振りながら退場。嬉しかったなぁ。

後ろ髪を引かれる思いでバスに乗り込み、仙台駅へ。思ったより時間の余裕があり、小腹が空いていたので他のリスナーさんと一緒に夕食を済ませ、萩の月もしっかり買い込み、19時20分発の「やまびこ」で仙台とはお別れ。おみやげでかなり重くなった荷物を背負い、10時半近くに帰宅。ああ、終わってしまったわ〜。

来年は、できれば連泊して、のんびりしたいなぁ。