まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-09-25

雨の中を歌舞伎座へ。

開幕前から花道には菊の花。「鬼一法眼三略巻」より「菊畑」。歌六の鬼一、松緑の鬼三太、染五郎の牛若、米吉の皆鶴姫までは予想通りで、意外な配役だったのは歌昇の湛海。小柄なこともあり、やけにかわいらしい敵役だった。松緑は、ブログでも自分ほど奴を演じている役者はそうはいないと書いているぐらいで、華やかな奴の衣裳がよく似合う。歌六の鬼一が貫禄十分でさすが。染五郎は、夜の部の五郎蔵より、十次郎やこの牛若のような役のほうがニンなのかなぁ。

吉右衛門の法界坊で、「隅田川続俤/双面水照月」。法界坊というとどうしても中村屋を思い出して切なくなっちゃうんだけれども、吉右衛門の法界坊も愛嬌たっぷり。最前列のど真ん中で観ていたので、法界坊が恋文をひけらかす場面では、「一番前のお客様にも見て頂きましょう」と吉右衛門が舞台の端から乗り出すようにして、私と隣りの人に見せてくれた。真正面でバッチリ目が合っているからドキドキしちゃった。

仁左衛門の甚三に思わず「カッコイイ〜」と溜息が出ちゃう。吉右衛門がアドリブで、「ああ見えても自分と同い年」と言っていた。そうなのよねぇ。ふたりとも古希。とてもそうは見えないけれど。要助は錦之助。「髪結新三」の忠七と同様に、色男の手代役はまさにはまり役。児太郎の野分姫はちょっと堅かった。丁稚役の玉太郎がとってもかわいらしかった。この布陣で、渡守りおしづは一体誰が? と思ったらまさかの又五郎。番頭長九郎を吉之助が熱演していたのに、名題下さんだから「歌舞伎美人」の配役欄には名前がないのがなんだか切ない。

北千住のスタバにちょっと寄って帰宅。今夜のOTTAVAは斎藤さんなので、斎藤さんオススメのギムニクを買いました♪ とメール。ギムニクのバランスボールのうち、斎藤さんのオススメはドッジボールにも使える小さいものだったんだけど、私が買ったのは65cmもあって足もついているシッティングジムという商品。普通の椅子と同じように使えて、今もシッティングジムに座ってキーボードに向かっている。考えながら、ボールの上でバウンバウンと上下にはずんでみたり、グルングルンと腰から下を回したりすると、気分転換にもなり、楽しいの。

そのメールが番組内で読んでもらえた♪ 試験放送も残りあと数回。10月からの新しいスタートがもう目前。