まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-05-19

しばらく前にマッサージクッションを買ったあと、ひと回り小さいサイズのマッサージクッションをプレゼントされ、リビングに置いておくには小さいほうが便利なものだから、自分で買ったほうはしまいこんであった。昨日ご一緒した翻訳の大先輩の腰痛にいいんじゃないかと送る約束をして、夕べのうちに準備しておいたのに、出かけにバタバタしてしまい、コンビニから発送する時間がなくて見送り。

バタバタと出かけた先は東銀座。歌舞伎座ではなく東劇のほう。メトロポリタン・オペラのライブビューイング2012-2013年のシリーズの最後を飾る「ジュリアス・シーザー」。

タイトルロールのシーザーだけでなく、敵役のトロメオ(史実ではプトレマイオス13世)も、女性のようなカウンターテナーで、トロメオに仕える将軍アキッラだけがバリトン。まだカウンターテナーの魅力をイマイチ分かっていなくて違和感が先行してしまうのだけれど、トロメオを演じるデュモーのおどろおどろしい怪演と声質とのギャップが観ていてだんだん面白くなってきて、ラストのシーザーとクレオパトラとのデュエットは、まるで女性二人が歌っているかのように声と声とが融け合い、実に美しい響きを作り出していた。

クレオパトラを演じるナタリー・デセイがめちゃくちゃ魅力的。紀元前1世紀のエジプトから帝国主義時代(19世紀)のイギリスに舞台を移した演出なので、クレオパトラがサングラスをかけていたり、狐狩りに行けそうな格好でダンスを踊ったり。オリジナルの演出でも観てみたいけど、できればこの作品ももう一度観たいなぁ。

11時近い終演後、帰宅してすぐ録画しておいた世界卓球を観る。松平健太くんが準々決勝で対戦した中国の選手は世界ランキング1位で、さすがにかなわず負けちゃったけど、今大会では1ゲームも落とさず完勝してきたという強敵から2ゲームも勝ち取った健太くんはやっぱりすごい! 結果的にベスト4は全員中国の選手。まさに卓球帝国。すごすぎる。