まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-02-05

朝方のお風呂の中で、大野更紗著「困ってる人」を読み終えた。どういうわけか「病気のデパート」と言われた母親から生まれたわりにはやたらと頑丈で、いつかその反動で大きな病気でもするんじゃないかと思いながらこの年まで何事もなく無事でいる私には、想像しようにもどうにもできない状況にありながら、自分が今現在難病で苦しんでいるという現実だけでいっぱいいっぱいになってしまっても当たり前なのに、持ち前の研究心で難病患者を取り巻く制度上の問題点に斬り込んでいく彼女のパワーに圧倒されっぱなしだった。読んでよかったし、きっとまた読み返すと思う。

5時間ほど睡眠をとって、日曜日のスタバは大混雑に決まっているので、終わった和訳の見直しは自宅ですることにして、4時間ほどで作業終了。自宅でだってやればできるのよ。ちょっと集中力が下がるけども。見直しで赤の入った原稿を見ながら修正する作業に約30分。2つの契約書の原文に疑問の箇所をメールに列記するのにまた約30分。9時半ちょっと前に送信をして、ようやく一段落。ふぅ〜。

WOWOW で「贖罪」の最終回を見た。香川照之のものすごい表情。やがて歌舞伎役者として舞台に上がることが決まっているわけだけれども、この人のこういう凄さは様式を重んじる歌舞伎では伝わらないんじゃないかなぁ。杞憂に終わるといいけど。

ひとりの少女が殺された事件が4人の少女の運命に重く暗い影響を残して、それぞれに歪んだ人生を送っていることが描かれてきた、その最終回に待っていたのは、なんとも後味の悪い結末だった。4人の中で一番したたかに自分を貫いた少女(すでに成熟した女性に成長しているが)の台詞通り、4人とも結局はとばっちりを受けただけ。すべては殺された少女の母親の過去に行き着いて、にもかかわらず4人の少女に贖罪を求めた母親が愚かだったって、そんな終わり方。なんだかなぁ。もうちょっとこう、カタルシスを感じるようなエンディングにしてほしかった。

その後に録画を見た「ミディアム6」の第6話がものすごく面白くて、ちょうどその1時間後に放送された第7話と第8話も録画しながら見てしまった。録画だけして寝るつもりだったのに。

そうこうしている間に、なぜか右の鼻だけがズクズクして、小青竜湯を服用。いつもなら一発OKの頼りになる薬なのに、なぜか今回はあまり効いてくれない。う〜む。早めのパブロン。そして寝る。寝るのが一番!

2月3日の祝樽の写真が分かりにくかったので、アップにしてみた ^^;