まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-09-25

いよいよ発表会当日。なんやかやで結局2時間足らずしか眠れなかったものの寝坊することなく6時に起床。帰りの時間には冷え込むかもしれないので同色系のカーディガンを用意し、黒い靴も玄関に用意しておいたのに、ふと気がつけばあっという間にタイムリミットで、よいこらせっとアルパを背負って玄関に立ったときにはカーディガンを着忘れ靴下もはき忘れていて、ああもうめんどくさいっ! とそのまま家を出てしまう私って一体…。

日曜日早朝の電車は空いていて、予定通り9時ちょっと前に国分寺に到着。駅ビル8階のLホールに到着すると、ちょうど準備が始まるところ。まずは皆で客席の椅子を並べ、先生から進行の説明を受け、控え室でチューニング。9時半からリハーサル。私が演奏するのはオープニングの合奏と第二部の3曲目。でも合奏でご一緒するおひとりが長崎からの遠征で到着が遅れるので、リハーサルはソロから。その順番が来るまで控え室で最後の練習。大丈夫。いつもどおりに弾けている。

リハーサルの順番が来てステージへ。先生がギターで伴奏をして下さる。自分のタイミングでスタートしたのに、なぜかいきなり速いペースで出てしまい、ところどころ指が追いつかないまま最後まで突っ走ってしまった。く〜っ! でも本番ではペースにさえ気をつければうまくいく … はず。

長崎からの方も到着し、合奏のリハーサル。5人で合わせるのは今日が初めてなので、出だしのタイミングをチェック。

先生が用意して下さったお弁当で昼食を済ませ、集合写真の撮影。皆さん華やかなニャンドゥティやアオポイに着替え、民族衣装じゃないのはなんと私だけ! 「個性的でステキよ」と何人かの方が言って下さったものの、ひとりだけなのは今年が初めてじゃないかなぁ。

その後も控え室で今更と思いながらも練習を続け、午後1時15分の開場を前にアルパをステージにセッティング。ここからはもう音を出せない。開場から開演までは15分とあっという間で、オープニングに「君偲ぶ夜」の合奏。今年は例年より参加者が少ないものの、ご夫婦の二重奏があったり、ケーナサンポーニャをまじえた演奏があったりとバラエティ豊かで、客席で一緒に楽しむ。自分の番が近づいて来るまでは。

だんだんそわそわしてきて、でも去年はそんなの緊張しなかったから大丈夫大丈夫、と自分に言い聞かせているうちに私の番。お辞儀をして、椅子に腰かけアルパを構え、ふぅ〜、と小さく深呼吸。リハーサルよりゆっくりなテンポでスタート。… あ、あれ? 指がうまく動かない。ふ、ふるえる? ふるえるヒマがないようにアップテンポな曲を選んだのになぜ?? リハーサルでもこんなことなかったのに! この会場なら緊張しないはずじゃなかった? いや、あれこれ考えている場合じゃない、集中集中、ああでも、どうしてふるえるの?! ちっともいつもどおりに弾けていない。最悪。こんなはずじゃなかったのにぃ〜!!!

… と心の中でほとんど悲鳴を上げつつ悲しく終了。玉砕。く〜っ!!! とりあえず泣きはしなかったけども。

どうしてこうなっちゃうのかなぁ、とその後の演奏を聴きながらつらつら考えた。毎年それなりに仕上がっているはずなのに本番でうまくいかないのは、年1回の発表会でしか人前で弾く機会がないせいもあって激しく緊張してしまうのがもちろん一番の理由だとしても、そもそも私の場合、弾いている間にちっとも集中できていないのではないかと。単に指がふるえてどうしようどうしようと慌ててしまうだけでなく、どうでもいいようなことばかりが次々とよぎって頭の中がグルングルン。仕事をしている時などの集中力には自信あるんだけどなぁ。

とあれこれ反省している間に発表会は無事終了。休憩をはさんで先生のコンサートにも冒頭オカリナの二重奏が加わり、ステキだった。

5時に撤収。I さんが私のアルパを車で預かって帰り別の日に届けてあげると申し出て下さったのだけれど、それはあまりに申し訳ないので自力で背負って帰ることにする。そもそも自分で運ぶのが当然なんだもの。とはいうものの、行きより帰りのアルパは3倍ぐらい重く感じて、右肩がメリメリ。家までの道も遠くて遠くて、ちょうど夕食時でもあったので、途中にある「木楽」でひと休み。

ガッツリ食べちゃおう、と天せいろを注文すると、新しく蕎麦プリンを出すことにしたのでどうかと。魅力的〜。でも天せいろと両方めいっぱいはキビシイので、お蕎麦の量を少なめにしてもらう。この蕎麦プリンが美味しかった! もっちりと濃厚で、蕎麦の実を弾いたトッピングが香ばしくプチプチと食感のアクセントにもなっている。器もかわいらしい。ぜひテイクアウトも作って下さい! と熱烈希望して、再びアルパをよっこらせ。

ふぅ〜。ようやく家にたどり着き、マッサージチェアに直行。強力なマッサージが始まっていくらも経たないうちに寝落ちしてしまい、そのまま小1時間。朝早かったしねぇ。今日はもう寝ちゃおう寝ちゃおう!