まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-06-25

夕べは午前様だったので迷ったけれど、やっぱり予定どおり築地本願寺のランチタイムコンサートへ出かけることにする。

日比谷線築地駅で降り、本願寺口を出た途端、聴こえてくるパイプオルガンの調べ。開始時刻まで30分以上あるからリハーサル中かな。道行く人も思わず足を止めるその響き。

本堂に入るとすぐに、5月のラ・フォル・ジュルネでお会いしたコンブリオのリスナーさんを発見。こんにちは〜。実はその人と私は「ほぼ日」つながりでもあって、先日ちょっと書いた同じページにふたりともそれぞれ写真が載っていたりする。そんなこんなの話をしている間もリハーサル進行中。

12時20分から50分までと30分の短いコンサート。クラシックに限らずどんなコンサートでも、普通は前のステージから音が聴こえてくるのに、ここのパイプオルガンは後方に設置されているため、後ろからの音の心地良い反響にすっぽり包まれるような不思議な感覚。築地本願寺オルガニストでもあった伊藤完夫作「朝の祈り」に続き、ヴィエルヌの「ウェストミンスターの鐘」は、学校のチャイムでおなじみのメロディ。パッヘルベルの「シャコンヌ ヘ短調」、バッハの「前奏曲とフーガ イ短調」と、目をつぶってうっとりと聴いている間に気持ちがスーッと軽くなっていくような…。

終演後、パイプオルガンの説明があった。1970年にドイツで制作され、大小合わせて約2000本ものパイプで構成されていて、演奏者が座る操作部分は、エレクトーンのような手足両方の鍵盤と、「ストップ」と呼ばれるシンセサイザーのようなレバーがいっぱい。曲に合わせて事前にストップでパイプの音色を調節しておいて、両手両足を駆使して鍵盤を弾くたび、電気信号がパイプに飛ぶようになっていて、信号との時間差はほとんどないものの、鍵盤とパイプの間に距離があるために若干の時間差が生じ、それを計算して演奏するのがなかなか大変、とのことだった。この説明をしてくれたのは演奏者とは別の方で、彼女のメガネがとってもオシャレ。どこで買ったかききたかった〜。

もうひとりのリスナーさんともお会いし、3人でオシャベリしながら本堂を後に … しようとしたところで気がついた。お賽銭! 無料コンサートなのでせめてお賽銭だけでも、と思っていたのに3人ともすっかり忘れていたのだった。素晴らしい演奏へのお礼を込めて、ちょっと奮発。

リスナーさんたちとお別れし、北千住のスタバで今野敏「陰陽」を読み終わった。今までとはちょっとカラーが違う感じ。

ケーキの材料を買って帰って、明日の油絵教室用にオレンジケーキを焼く。レシピ通りにパウンドケーキ型1つ分の分量で、使った型もレシピの指定通りなのに、なぜか生地が余って2つ焼けてしまった。う〜む。失敗だろうか? そもそもパウンドケーキ型1つ分で卵4つ、オレンジ2つって多いなぁ、と思いながらではあったのだけれど、出来上がりがレシピと違うと不安になるわ〜。