まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ムーミンワールドへ!

maru992009-06-08

空港で買った目覚まし時計と携帯との二段構えで7時にセットしたアラームが鳴る前に、パッチリスッキリ目が覚める。今日もいい天気!

さて身支度を、と鏡に向かう。ん? あれ? うそっ! 日焼け止めが入ってない?! いや〜ん。どうしてこう抜けてるかなぁ。大ショック。

おひとり様6人衆で8時に集合し、ホテルのレストランでビュッフェスタイルの朝食。フィンランドの料理はあまり美味しくないようにきいていたのだけれど、そんなこと全然なくて、素材の味わいを大事にしたシンプルな料理でとても口に合う。それにコーヒー大好きの国だけあって、コーヒーもとても美味しい。

あれこれと話題がつきなくて、おしゃべりも楽しみながらたっぷり1時間。一度それぞれの部屋に戻り、6人衆のひとりに日焼け止めを借り、しっかり塗って9時半集合。いざムーミンワールドへ! なんとホテルから歩いて行けちゃう。水辺の道はウォーキングにもピッタリのそれはそれは気持ちのいい道で、途中からは森林浴。どこもかしこも絵になるものだから、あちこちで写真を撮るために立ち止まるのでなかなか進まない。

橋を渡った先にある小さな島がまるまるムーミンワールドで、ゲートをくぐるともうトーベ・ヤンソンが描いたムーミンの世界そのもの。いわゆるテーマパークのたぐいはどうも好きになれなくて滅多に行かないのだけれど、ここは自然をとても大切にしていて、ムーミンが生まれた世界をそのままに、物語に出てくる建物や場面が再現されている。そのうえ、物語に出てくるキャラクターに扮したキャストがあちこちにいるからたまらない。行く前は、着ぐるみのキャラクターは別に … と冷めていたのだけれど、いざムーミンの世界そのものの中でキャラクターを前にすると、いやぁ、もうダメ。普段、自分の写真を誰かに撮ってもらうことはまずないのに、6人でお互いのカメラを交換しながら撮りまくり。年齢なんかすっかり忘れて子供に戻っちゃう。

ムーミンの世界はトーベ・ヤンソンがひとりで構築し、生み出したもので、それを愛する人たちが世界中から集まってきて、ムーミンが好きだという、ただそれだけの共通項で初対面でも親しくなれる。それだけですごいと思うのに、キャラクターたちが大集合して、小さな子供たちと一緒に歌って踊っている風景は、商業ベースのテーマパークとは明らかに違っていて、うまく言えないんだけど、今ここにいることの幸せみたいなものをかみしめながら楽しげに踊る小さい子たちを見ていたら、なんかもうたまらなくなってきて、気がついたらウルウルしていた。あ〜、もう、本当に本当に来てよかった!

4時すぎまでたっぷり6時間、気がつけば食事もしないでムーミンワールドを堪能しまくった。ひたすら歩いて回るので、運動不足の私にとっては普段の1か月分ぐらい歩いたんじゃないかと思うぐらい。

一度ホテルに戻り、添乗員さん他3人と合流して水辺のレストランへ。私がチョイスしたのはグリルしたサーモンとサラダとポテトのセットで、大皿にドド〜ンと特大盛りで、昼食抜きでお腹がペコペコだったのに、完食するのにひと苦労。でも味は絶品。美味しかったぁ!

再びホテルまで歩いて帰る。腹ごなしにちょうどいい。ゆっくり食事をしたのにまだ8時で、すぐに部屋に戻るのはもったいない気がして、ロビーで6人で話しているところへ同じツアーのご夫婦も加わり、サルミアッキスナプシという、「これが飲めればあなたの前世はフィンランド人?!」 とガイドブックに書かれているお酒に挑戦。ちょっと言葉では形容できない強烈なお酒で、おそらく二度と飲まないだろうけど、貴重な体験。

そんなこんなで大満足の一日。明日にはホテルをチェックアウトして、キャンプ地のようなところでフィンランド式のサウナを初体験する予定。そこではおそらくネットにアクセスできないので、次の日記はいつになるやら …。

こちらの時間で現在午後11時45分。やっと暗くなってきた。今日はたっぷり歩いたから、ぐっすり眠れそう〜!