まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

2つめの残骸 (T_T)

maru992009-05-07

さんざん迷った末に、結局またバチバチッと縦糸にハサミを入れざるを得なかった。く〜っ! 2度も縦糸を張り直すなんて初めてのこと。よりによって 250本という過去最高の本数の時に。でも今日は、急きょシアターコクーンで芝居を観ることになったので、張り直す作業はひとまずお預け。

直接チケットを受渡しする余裕がないので、いつも油絵教室の後に美味しい和食を頂いているお店に預けてくれたとのこと。仲介の労をとってくれるK君への手土産に、近くの和菓子屋でお気に入りのパイ菓子を買っていく。

大泉学園でチケットを受け取ってから渋谷へ。すでに開場しているものの、開演までは25分ぐらいあるので、フレッシュネスバーガーで腹ごしらえ。お豆腐とアボカドのベジタブルバーガーを注文したんだけど、なかなか出てこなくて間に合わないんじゃないかとハラハラ。悪くないけど、満足感はイマイチかな。急いで食べたから味わうどころじゃなかったせいかもしれないけど。

シアターコクーンのロビーで長身で目立っていたのが大林素子さん。蜷川幸雄演出の 「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」 という芝居になぜ彼女が、と意外な気がしたものの、ウエンツ君が出てるから、きっとそのつながりなんだろうな。驚いたことに、彼女の席は私の左隣り。そのさらに左の年配のご夫婦からサインを求められ、ちょっと戸惑ったあと 「孫娘がバレーボールをやってるもんで」 と言われ、にこやかに応じていた。

20分の休憩をはさんで3時間余りをまったく長いと感じない、素晴らしい舞台だった。普段、歌舞伎以外にはイッセーさんや加藤健一事務所ぐらいで、そのほかに行くとしても小劇場が多いのだけれど、こういうメジャーな舞台もこれからはたくさん観たいなぁ。

2幕めが始まる直前、まだ場内の照明が落ちていないときに、客席中央の通路を進んでいく水玉のワンピース。柄もデザインもあまりにもオーソドックスで、今どきこんなワンピースは珍しいなぁ、それに体格がやけにがっしりとして … と思ったら、なんとウエンツ君の女装だった。ビックリ。厳しいことで有名な蜷川さんの舞台にウエンツ君だなんて大丈夫かしらん、と心配だったのに、どうしてどうして、三田和代鳳蘭古谷一行をはじめとする大御所を前にして、しっかりと自分の役目を果たしていた。正直ここまでできるとは思っていなかったなぁ。見直しちゃった。

大満足で劇場を後にして、あいにくの雨の中を帰宅し、再び縦糸の張り直し。はぁぁ〜。なんとか三度目の正直で成功させないといけないので、1回目2回目とも毛羽が出なかった白の綿糸はそのままで、柄に合わないと思って避けていた同じ素材の黒糸をチョイス。今度こそうまくいってくれますように!