まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

そして4回目

maru992008-10-23

4回目、そして最後の平成中村座。朝7時すぎまで仕事をして8時すぎにベッドに入り、2時のアラームでビシッと起床。3時すぎに家を出て浅草に向かう。4回も浅草に通うのだから、1日ぐらいは着物で、と考えていた。時間が足りないから15分で着られるウソの着物が精一杯だけど、それでもいいから着たいなって。でも今日はあいにくの雨。しかも窓の外が真っ白で何も見えないくらいの土砂降り。いくら洗える着物だって言ってもこれじゃあねぇ。


中村座は金丸座と同じで外の音が小屋の中までよく響く。芝居が始まっても、ゴウゴウと打ち付けるような雨の音。五段目はたまたま雨の場面から始まるものの、それにしても降りすぎ〜!


A〜Dまでの4種類あるプログラム。普通ならAから順番にチケットを取るのだけれど、不定期な日程と自分のスケジュールとがうまく合わず、各プログラムの内容を詳しくチェックすることもなく、ただスケジュールの都合だけでチケットを取ったらたまたまCADBという順序になったのだけれど、その結果、最初のCとAで大序と三段目を見比べ、続くDとBで五段目から七段目までを見比べることができ、しかも若手メインのDで七段目まで観た翌日、ベテラン勢のBで討入から引上げまでで物語が完結するという、偶然とは思えない理想的な終わり方。ただし、Dは5時15分開演だったのにBは4時45分開演と日程がまちまちのため、おそらくDと同じ開演時刻と間違えて遅れてくる人多数。また最後も討入が終わったところで、まだ次に引上げの場があることを知ってか知らずか帰ってしまった人も少なくなかった。やっぱり打上げ太鼓までしっかり聴かないとねぇ。


Dプロで勘平を演じる勘太郎がBプロでは千崎弥五郎として父勘三郎の勘平を間近で観ることができる。橋之助もしかりで、平右衛門として仁左衛門から七段目の由良之助を学ぶことができる。普段の舞台でも先輩の役から学ぶことは多いはずだが、今回のプログラムでは、間近で観て吸収したものを翌日すぐに自分の舞台で試してみることができる。そんな機会はそれほど多くないはず。


9時すぎの終演後、まっすぐ帰宅して仕事再開。中村座は終わったけど明日また夜に芝居がある。だからその分まで進めておかないと、と朝8時すぎまで気合を入れて集中。好きな芝居で忙しいんだから楽しいし贅沢言っちゃいけないんだけど、さすがに身体は疲れてきているねぇ。でももうしばらくサバイバルな生活が続くのよ〜。