まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

大きくなあれ

maru992007-12-27

大掃除もほったらかしで仕事に専念せざるを得ない、というか自ら進んでそうすることにした年末年始。外出の予定がない今日は特に仕事に力を入れるつもりでいたのだけれど、なかなかそうはいかない。というのも、全日本フィギュアの女子ショートプログラムと男子フリーがある上に、その間には何度も見ようとして見逃してきた映画 「半落ち」 が放送される。ページ数の多い仕事ではあっても、その分、納期がまだ先なだけに気分的にまだそれほど逼迫していないだけに、見たいものは見ちゃいたい。思うように進まないまま納期が近づいてしまうと大変なことになるのは分かっているんだけど、まだ今のうちは何もかも投げ打って、というところまでは入り込めない。


というわけで全部見てしまう。安藤が久々に好調で終始気力がみなぎり、貫禄の高得点。これで真央ちゃん、厳しくなったと思いきや、長く引きずっていたショーとプログラムの不調を新しい衣裳で見事に断ち切り、安藤の上をいく快挙。強い! 村主が安定感のあるすべりで3位に食い込んだのも嬉しかった。一方、4位にとどまった中野の厳しい表情。熾烈な代表争い。村主か、中野か。村主に頑張ってもらいたい気持ちは大きいけれど、常に安藤vs真央の構図で騒がれる中、地道に努力を積み重ねてきた中野のひたむきさにも惹かれる。すごい戦いになってきた。若干14歳の西野も印象的だったなぁ。


半落ち」 は、とても良い作品だと思うし出演者それぞれの演技も素晴らしかったけれど、思ったほど心を動かされないままに終わってしまった。「空白の2日間」 について口をとざす理由が弱いんじゃないか。とざす必然性があったわけではなく、それを物語の核として引っ張ろうとしただけなんじゃないかという気がした。原作は読んでいないので、読めばまた違う印象を受けるかもしれない。


男子フリーは、高橋の圧倒的勝利は最初から分かっていたものの、4回転を2回とも成功させたのは見事だった。さすがに足への負担は大きいらしく後半はいつになく不安定だったけれど、気力で乗り切る強さを見せてくれた。トリノで惨敗した頃とは別人のような成長ぶりが頼もしい。2位の小塚は順当として、ごくわずかな僅差で南里に代表権を譲った中庭。惜しかったなぁ。高橋のスタンディングオベーション直後の異様な熱気の中で滑った南里ももちろん立派だったんだけど、最年長の中庭に世界フィギュアに行ってほしい気持ちが強かった。村主に対する気持ちに通じるものがある。


というわけで、結局6時半から1時すぎまでテレビの前に居続けてしまった。とはいえ全体の要約にあたる十数ページの和訳をそれまでに終えていたので、見終わってからその部分の見直し。ひとまず要約だけを担当の先生に送り、定義等で修正すべき箇所があるかどうか見てもらうことになっている。とりあえず順調と言える … かな?