まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

夕暮れ時

maru992007-12-21

病院の薬をしっかり飲んでいるのに、鼻ズルズルと咳ゴホゴホはなかなか止まってくれない。かろうじて咳止めを飲んだ後しばらくしてから数時間は一時的に咳がやわらぐようなので、朝イチで飲んだ薬の他に昼の分と予備を用意し、正午開演の国立劇場に向かう。風邪の諸症状を抑える方の薬は眠気を誘うので、今日は咳止めオンリー。


忠臣蔵特集には結構期待をしていたのだけれど、空席の目立つ客席が示すとおり、イマイチ盛り上がりに欠ける内容だった。もともと史実の赤穂事件に対して懐疑的というか、何の非もない吉良家の用人たちまでも殺害した夜襲にすぎないという思いがあるせいか、忠義忠義と言い立てられると気持ちが引いてしまうのは確かなのだが、その点を除いても、なにかこう薄っぺらというか、訴えかけてくるものがない。舞台上の熱演が観る側に伝わってこない。生の芝居というのは、物語の本筋以外の部分でも、たとえば役者のちょっとした仕草とか、息の合ったやりとりとか、これだから芝居ってたまらないのよねぇ、と思わせるな一瞬があればもうそれだけで観てよかったと思えてしまうのに、それさえなくて、気持ちがわき立ってこないのが寂しかった。体調がイマイチなせいかとも思ったけれど、周囲の反応もほぼ同じようなものだったと思う。なじみの薄い最初の2つの演目に較べると、この時期によく上演される 「松浦の太鼓」 はかろうじて客席も何度かわいていたものの、やっぱり物足りなさが残る。手堅いだけで華がないというか…。


4時半すぎの終演後、いつもどおり甘味処 「おかめ」 に寄るつもりで食事をオニギリだけにしたのに、なんとなく気乗りがしなくて、そのまま地下鉄へ。途中下車して家電量販店に向かう。ウチのテレビは1993年製で、このところ電源を入れても音だけしか出ず、何度か電源のオンオフを繰り返してようやく画像が現れるという状態だったのだけれど、夕べチャンネルを変えた途端にシュボッとはじけるような音とともに画像が消えてしまい、それっきり。しばらく放置してから電源のオンオフを試すとようやく元通りになったのだけれど、明らかに寿命が近づいている。最近はラジオの出番が多くてテレビを見る時間が激減してはいるものの、テレビがない生活というのはやはり考えられない。それなら早いうちに、とあれこれネットで調べ、HDD付のレグザというシリーズに着目。この機種ならテレビとレコーダーの両方の機能を兼ねているから、いずれ必要になると思っていたDVDレコーダーの買い替えが不要になる。


売場で説明をきくと、レグザのHDDは300GBといっても、デジタル録画はデータ量が多い分、録画できる時間に換算すると今ウチにある80GBとのレコーダーと大差ないそうで、しかもHDDからディスクへのダビングができないとのこと。それじゃ絶対的に不便なのでレグザは却下。シャープのアクオスソニーブラビアで比較検討することになる。ここで問題がひとつ。テレビがデジタルになってもレコーダーがアナログでは、せっかくの美しい画像がもったいないという指摘。う〜む。ウチのDVDレコーダーはまだハシリの時期の機種だから、編集や削除にやたらと時間がかかる上、録画した番組のリストに日時とチャンネルしか表示されず再生しないと番組名を特定できないのがとても不便で、そろそろ買い換えたいと思ってはいた。どうせなら一緒に買い換えるかぁ。


となると、テレビとDVDの相性も考慮する必要が出てくる。DVDは今後を見据えてソニーのブルーレイを選び、その結果テレビもブラビアに。アクオスは37型と42型があるけど、ブラビアの方は32型、40型、46型というキザミで、今のテレビが29型だから、最低でも40型、でもスペース的に余裕があるのだからどうせならということで、46型を奮発しちゃうことにした。そう頻繁に買い換えるタイプの商品ではないから、あとで後悔しないように。DVDの方は入荷待ちで年明けぐらい。テレビは24日に配送予定。それまでにしっかり家の中を片付けて、そのあとは大盤振る舞いした分をしっかり働かなくちゃ!


明日は今年最後の油絵の教室なので、生クリームとイチゴ、カットメロン、栗の甘露煮とココアパウダーを買って帰り、生協から今朝届いたばかりの新鮮な卵を使って、ロールケーキ2種類を作る。ひとつはプレーンな白い生地に生クリームとイチゴとメロンのフルーツロール。もうひとつは、ココア風味の茶色い生地にして、パン教室でチョココルネを作った時にもらったチョコホイップクリームの残りを生クリームに加え、食感のアクセントに栗の甘露煮をちらす。生地の末端を斜めにカットする手間は省いて、クッキングシートの上からラップにくるんだあと、巻き終わりを下にして冷蔵庫へ。美味しく美味しく美味しくなぁれ〜。


夕べ恐ろしい案件の打診がきていた。年末年始にかけて200ページ近いシロモノ。その件で今日も担当の先生とやりとりした結果、最終的に引き受けることになってしまった。こりゃあ今年も大掃除は無理だな。