まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

沖縄旅行 3日め

今朝は昨日より1時間遅く8時に起きて、雨の天気予報が信じられないぐらいに晴れ渡った美しい水辺の景色をしばしテラスから楽しみ、ホテルのレストランで朝食。昨日は洋食中心だったから和食にしてみた。「もずくのり」 が美味しかったなぁ。買って帰りたい。ふと目をやった先に西岡徳馬さん発見。やっぱりどこかしら目立つのよねぇ。渋くて素敵♪


9時半にチェックアウトして、荷物がそれなりに重いので駅までタクシー。旭橋の駅からすっかり乗り慣れたモノレールで那覇空港へ。ANAのカウンターで航空券を引き取った後あちこちの売店をのぞくつもりでいたけれど、荷物が重いので面倒になり早めに搭乗口へ。出発は11時50分だからかなり余裕があった。ずんぐりむっくりした小型のかわいい飛行機に乗り込み、窓の外の景色を楽しむ。50分で着いてしまうので、機内サービスのコーヒーもまだ飲みきらないうちに着陸のアナウンス。天気予報は見事にはずれ、まさにピーカンの石垣島は気温26度! 長袖のTシャツに秋物の作務衣では暑すぎる〜!


定刻より10分遅れの1時10分に石垣空港着。ホテルからのお迎えは送迎バスじゃなくタクシーだった。運転手さんにその後の予定をきかれ、みねや工房と鍾乳洞に行くつもりだと答えると、自分の車でひととおり1万円で回ってくれるというオファー。それが妥当なのかどうか分からないので、タクシーカードだけもらってとりあえず帰ってもらい、チェックインを済ませてカウンターできいてみると、ホテルからの送迎は港までで、そこからどこへ行くにもタクシーになるので、すべて回ってくれて1万円ジャストなら決して高くはないとのこと。実際ホテルのパンフレットに掲載されている観光タクシーも3時間12000円という値段だった。それならとホテルの部屋からさっきの運転手さんに電話してお願いすることにして、2時に迎えにきてもらう。


那覇で買った1000円ポッキリの 「ムームー」 に着替えてタクシーに乗り込む。話の流れでパイナップルがなっているところを見たことがないと言ったら、運転手さんの知り合いだという農家のパイナップル畑に寄ってくれた。一面のピーチパイナップルにビックリ。出荷すると飛ぶように売れるんだって。次は川平湾。ここは予定していなかったのだけれど、運転手さんだけでなくホテルのフロントでも是非にと勧められたので寄ることにした場所。これがまぁ、息をのむほどの美しいビーチ! せっかく沖縄に来ながらまだ青い海を見ていなかったんだものねぇ。日差しが強いほど海の青さが際立つそうで、それはそれは美しく、背中に照りつける日差しはチリチリと痛いほどで、まさかこれほどとは思わないから日焼け止めを持ってこなかったことを後悔しながらも、すぐに車に戻る気にはとてもなれずに、しばし砂浜で海をみつめる。あああああ、来てよかったぁ!!! 地元の人のオススメには素直に従うべきだわねぇ。


続いて 「みねや工房」 へ。ここでは今回体験はしないので売店オンリーなのだけれど、店の片隅に紅型の美しい衣装をはおって自由に写真を撮っていいコーナーがあって、今回の旅行では1枚も自分の写真を撮っていなくて、撮らなくてもいいと思っていたものの、これだけは、とお店の人に頼んで撮ってもらった。琉球舞踊の舞台にも出てきた華やかな笠もかぶらせてもらって、なかなか面白い写真。へへっ。


工房の近くにも小さな砂浜があって、そこにも寄ってもらう。自分では、移動が大変だからこの砂浜だけ寄ればいいと思っていたのだった。ここはここで静かで美しい砂浜だけれど、川平湾とは比べ物にならない! さらに運転手さんのオススメで塩工場に寄り、実際に海水を汲んでいる砂浜も見せてもらう。ここもまた独特の美しい砂浜で、木陰で静かに読書でもしたくなるような風景。シークワーサーで風味付けした塩が美味しかったので購入。


続いて鍾乳洞へ。日本で7番目に大きな鍾乳洞だそうで、暗い洞内はひとりだと無気味でちょっと怖い。幸いBGMに静かな沖縄民謡が流れていたのと、ポイントポイントで解説のアナウンスがあったので救われた。自然の力ってすごいなぁ。圧倒される。落ちそうで落ちない石に 「落ちるもんか 受験石」 というネーミングが表示されていたりして結構おちゃめ。そうかと思えば水琴屈では澄みきった音色に癒される。600mほどを約30分で通り抜けた。今は観光用に通路が整備されているから安全に通れるけれど、まったく自然の状態からこれほどの設備を作り上げるまでのプロセスはさぞかし大変だったろうなぁ。


そのあとさらに運転手さんのオススメで展望台へ。まさに360度のパノラマで圧巻! すでに夕暮れが近づいてきて、海の色も違って見える。もし自分の予定通り回っていたら、川平湾はもちろんこの風景も見ることはなかったのだなぁ、と思うとさらに感慨深い。だもんだから、当初の予定では1万円ジャストだったところを2千円ほど上乗せして払った。それだけの価値は十分にあったから。


夕食はホテルのレストランで、和食のコースを選ぶ。泡盛のシークワーサー割に豆腐ようがベストマッチで、ついつい泡盛をお替わりしてしまった。ゴーヤーという食材に対する見方も変わった。那覇ではチャンプルーと白和えぐらいだったのだけれど、ピクルスはさわやかだし、和風の漬物もすごく美味しい。いろんな食べ方ができるのねぇ。東京でも手に入るのにあまり積極的に手に取ることがなかった。今度ピクルスに挑戦してみようっと。八重山牛もやわらかくて美味しかった〜。すっかりおなかいっぱいなのに、デザートをすすめられると弱いのよねぇ。さすがにケーキは入らなくて、ドラゴンフルーツ初体験。味は淡白だけどみずみずしい。


… というわけで、石垣島の初日も大満足。明日はいよいよミンサー織りの体験!