まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

裏磐梯 − 1日目

裏磐梯でも携帯はしっかりつながったのに、もりだくさんの旅行で時間がとれずに、結局まとめてアップすることになってしまいました。ではまず出発当日から。


10時半すぎに家を出て、永福町の改札口で12時前に待ち合わせ。荷物を背負って歩くのはここまでで、あとは I さんの車でラクチン旅行。もともと I さんがすっかり気に入ってリピーターとなっているホテルにお誘いを頂いたのが始まりなので、万事 I さんにお任せしてしまい、私もWさんもホテルの名前すら把握していないという、なんともお気楽な…。


まずは佐野サービスエリアで休憩。ここのラーメンはシンプルでなんてことないんだけど美味しいという I さんのオススメで、チャーシュー麺で遅めの昼食。うんうん、クセのない味でスルッと入っちゃう。トイレも済ませて車に乗り込み、あとは裏磐梯へ一直線。あいにくの雨が残念だけれど、幸い小雨で、ちょっと外に出るぐらいなら傘がいらないぐらい。キラキラと輝く桧原湖を通り過ぎ、クネクネとしたヘアピンカーブの続く山道をズンズンと登って、「東鉢山七曲り」 展望台で眺望を楽しむ。う〜ん、気持ちいい! さわやかな風。空気が美味しい。


宿泊先のホテルグランデコはここからすぐで、5時半すぎに到着。I さんがたまたま訪れて気に入り、その後すっかりリピーターになっているというこのホテル。なるほどセンスがいいし静かだし、温泉もプールもあって、とても居心地のいい空間。それぞれツインルームをシングルユースという贅沢なコースで、自分で企画したらなかなかこうはいかない。旅行先だというのに、ついついテレビをつけて、しかもフジテレビなんかにしちゃうところが野暮だなぁ。夕食までの自由時間に早速温泉に入るつもりでいたのに、夕べ遠足前の小学生のように朝まで寝付けなかったせいか、ソファーでうとうと居眠りをしてしまい、気がついたら 「サザエさん」 が終わっていた。


7時半からの夕食は和食のレストラン。センスのよさは料理にも表れていて、盛りだくさんのメニューでシアワセ〜。ロビーに戻る途中、部屋へ向かう時にチラリと見かけた貼り紙が気になって立ち止まる。それはガラス細工をホテルの中で体験できるという魅力的な情報。3人とも細かい手仕事が大好きなので、話し合うまでもなく 「やろうやろう」 とまとまって、早速フロントに申し込む。色も形も様々なガラス板の中から好きなものを選んで、金太郎飴のように細く長く作って輪切りにしたベネチアングラスのチップをピンセットで選び出し、ガラス板の上に自由にアレンジしていく。デザインが決まったら、800度ぐらいのオーブンで10分弱焼いて、あとは冷ますだけ。イタリアから直輸入のチップは色も形も無数にあって、ピンセットでよりわけながら、使いたいものを使いたい数だけ集めるのは結構大変なんだけど、そのチマチマとした作業がなんとも楽しくて、3人とも見事にはまってしまった。まるで蟹をつついている時みたいに無言なのがおかしい。I さんもWさんもそれぞれに独創的なレイアウトで先生をビックリさせていたけれど、私ってこういう時どうしてもオーソドックスになってしまうタチで、同系色のチップを選んで、全体を線対称でこじんまりとまとめてみた。レイアウトの段階ではチップがデコボコでゴツゴツしているのに、焼くとツルンとなめらかになる。大きさは、できあがりの四角の一辺が2cm強。


楽しい初経験に大満足のあと、ラウンジで珈琲タイム。晴れれば満天の星空を満喫できる場所で、そういう企画もあったのだけれど、あいにくの雨で中止。とはいえラウンジの窓から見える中庭には、真っ白な羽をはばたかせてビュンビュンと飛び回る蛾にまぎれて、ポヤン、ポヤンと光っては消える蛍がたくさん! 残念ながらデジカメでは無理だったけれど、その分、目にしっかり焼き付ける。蛍を見ながら美味しい珈琲を味わっている間にガラス細工もすっかり冷めて、自分で上下を決めて接着剤で金具をつければネックレスのできあがり♪


そのあとは自由時間にしたものの、予想通り温泉で全員集合。ガラス細工の先生も合流して、東京にあるガラス細工の教室の情報などを教えて頂く。温泉でじっくりあったまった後には 「桃を冷やしてあるから」 というお誘いを受けて I さんの部屋へ。I さんはなんと手作りの抹茶ゼリーまでご持参。「車でいくらでも積めるから」 って何気なく仰るけど、旅行直前まで大忙しだったのに手作りだなんて! これがまた甘さ控えめの美味しいゼリーで、夕食でお腹いっぱいだったはずなのに、たくさん頂いてしまった。


そんなこんなで、自分の部屋に戻った時には2時半を回っていた。携帯がつながるから日記を書こうと思えば書ける状態なのに、ああ、まぶたが重くていうことをきかない〜。