まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

鮮やかに

maru992006-06-29

幸い新たな仕事の依頼はきてないし、珍しく特に予定もないので、いいかげんシッチャカメッチャカな家の片付けをしなくちゃ、と重い腰をあげる。まずは洗濯機を回して、さ〜て、どこから手をつけようかしらん。カタヅケ君という虫が自分から目を覚まして動き始めた時には、自分でもビックリするぐらいにテキパキと家中の片付けが終わってしまうのだけれど、今日はちっとも起きる気配のないカタヅケ君を無理やりに叩き起こしたのでイマイチ機嫌が悪い。カタヅケ君より何倍も強力なナマケモノ君に尻尾を振ってしまう。たまたま仕事がはけるのと、予定のない日と、カタヅケ君の活動期が重なるなんてこと自体が珍しいのだから、ナマケモノ君に負けてしまっては困るのだけれど、どうも今日のカタヅケ君は集中力がなく、スキをみてはナマケモノ君にすりよってソファーでくつろいでしまうので、なかなか片付けが進まない〜。


そうこうしているところへメールが届く。中村屋が巡業中で、明日の江戸川区での公演のチケットがあるので観に行かないかというお誘い。ウチから江戸川区へは縦のルートがないために遠回りになるので、1枚だけでひとりでどうぞ、というのであればちょっと腰が引けてしまうのだけれど、楽しい歌舞伎のお仲間とご一緒となれば話は別。2つ返事で飛びついて、カタヅケ君に気合を入れる。


蒸し暑い〜。風がちっとも入ってこないし、近くで建設工事も始まっていてにぎやかなので、仕方なく窓を閉め、今期初めてのエアコンをスイッチオン。少しでも快適な状態にしないとカタヅケ君がぶうたれてしまうから。それでもちょっと気を抜くとダレてしまうカタヅケ君を叱咤激励しながら、これぐらいなら許容範囲かな、というところまで何とかなった時にはすでに暗くなり始めていた。使ったモノは使い終わったらすぐに元の場所に戻す。それだけのことができないからつい散らかるのよねぇ。大きなゴミ袋2つを捨てに行き、そのまま買物に出る。


手短に買物を済ませて、プロントで 「嫌われ松子の一生」 原作本の下巻を読み終わった。映画の中で松子はいろんな男に何度も殴られるのだけれど、1箇所だけ、ここは殴るところじゃないだろう、と納得のいかない場面があった。原作のその場面では殴られていない。なんとなくほっとした。映画のストーリーそのものは原作に忠実だけれど、やはり多少の違いはあって、その違いを確認しながら読み進んでいたせいか同じストーリーをなぞっていても退屈することなく、満足して読み終えた。映画が当たったものだから、例によってテレビドラマ化が決まったという。見る気がするかどうかは配役次第だなぁ。


帰りに書店に寄ったら、杉浦日向子さんの文庫本が3冊も新刊されていた。いわゆる追悼出版だろうか。当然のように全部買う。本当に亡くなってしまったんだなぁ、とあらためて思う。日向子さ〜ん!


家では、新しい携帯の 「電話帳お預りサービス」 を試してみた。携帯の電話帳をPCで編集できるのは従来のデータリンクソフトと同じ機能だけれど、ケーブルでつなぐ必要なく、送信ボタンをクリックするだけで携帯との間でデータをやりとりできてしまう。編集の作業もデータリンクよりはるかに操作しやすい。もうひとつ新しい携帯で気に入ったのは、メールを受信すると画面上にテロップで差出人と件名が表示されて、メニューからメールを操作することなく、すぐに読む必要のあるメールかどうかを判断できるのが便利。あと、文字入力も、同じ文字を連続で入力する時に、今までの機種は手動でのカーソル移動が必要だったけれど、1つめを入力してすぐに次の動作をしなければ勝手にカーソルが隣りに移動してくれて、入力がスムーズ。まだまだ便利な機能がありそうだから、早く使いこなせるようにいろいろいじってみようっと。


明日の会場を調べてルートを検索。電車だと何度も乗り換えなくちゃいけないけれど、バスなら最寄り駅の新小岩まで1本で行ける。でもバスの運行時間は道路状況に左右されるせいか、ネット上の時刻表だけでは所要時間が分からない。あれこれ調べた末にわざわざバス会社に電話までしてようやくルートが決まり、やれやれ、とベッドに入ってからハタと気づいた。日曜日まで1週間だけ鄭先生の油絵が銀座で展示されている。最終日に下北沢で芝居があるのでその日に寄るつもりでいたけれど、銀座からなら新小岩まで30分ぐらいじゃん! もっと早く気づくんだったなぁ。私にしてはアッパレな嬉しい思い付きにすっかり目が冴えちゃって、寝付けないよ〜。