まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

初体験の大雪!

maru992006-01-04

4時すぎにベッドに入ったものの、遠足の前の晩の小学生と同じでなかなか寝付けず、5時半すぎまでウダウダしていた。7時半のアラーム、8時のアラームでも目が覚めず、8時半にようやく起床。夕べのうちに支度を済ませておいてよかったぁ。


10時ちょっと前の電車に乗り、ルミネ北千住でランチを調達。浅草に向かう。10時50分の待ち合わせで、スムーズにアルパの先生と合流。泊りがけの旅行も久しぶりだし、先生とご一緒するのは初めて。だから夕べ眠れなかったのよねぇ。会津線の快速がどのぐらい混雑するか分からなかったので早めに集合したのだけれど、ギリギリでもよかったぐらいに空いていた。11時20分発に浅草を出発。


高校時代にアルバイトをしていた春日部に続いて、今も中学時代の同級生とよく飲み会をする東武動物公園を通り過ぎ、電車は会津に向かう。なじみ深い路線で一直線に会津まで行けちゃうなんて、なんだか不思議。電車は徐々に混雑してきて、途中からはほぼ満席。「まい泉」 のミニメンチカツバーガーとサラダでランチを済ませる。鬼怒川をすぎた頃から徐々に雪が多くなり、都会育ちでめったに積もらない雪しか知らないから、風景が変わるたびに 「おおっ!」 と声が出てしまう。


夕べからの大雪のため、会津田島から先は運転を見合わせているというアナウンスが入る。降りる駅が会津田島でよかった。午後2時50分すぎに到着。駅のホームも雪で真っ白。駅前からバスに乗る。道路の両側に雪が壁状に積もっていて、道路沿いの鏡も半分近く雪に埋まっている状態だから、停留所がどこにあるかも分からず、めざす 「タンボロッジ」 の真ん前で停めてくれた。ズボズボと足が埋まるほどの大雪は、四十路にして初体験! 


手作りのログハウスの中は、薪ストーブでほっこりと暖かい。アルパの先生とオーナーご夫妻とは、ボリビア旅行中に餃子の美味しいお店で出会ったそうで、先に到着していたフォルクローレ仲間のKさんと、計5人で過ごす1泊2日。新参者の私もあたたかく迎えて頂いて、初めて訪れた場所なのにすっかりくつろいでしまい、なんだか懐かしいような気さえしてくる。


カッカと燃える薪ストーブを囲んでひとしきりくつろいだ後、車で近くの温泉へ。集落全体でいくつかの温泉を共同管理しているそうで、お風呂掃除も当番制。料金箱に1人200円を入れるだけで、番台とかフロントのようなものは一切なく、好きに入って帰っていく。そののどかさがなんともいえない。最初は熱めに感じるお湯も、一度つかってしまえば、ただただ心地よい。身体の芯まであたたまり、車に戻るまでの間に洗い髪は冷気でツンツン、パリパリ。それでも身体はホカホカで、そのまま薪ストーブの周りでまったりしていたら、あまりの気持ちよさに眠気が…。


タンボロッジは 「自然食の宿」。ランチョンマットや箸置き、食器の数々も、ひとつひとつ手にとってながめずにはいられない。ペルー風のサラダとサルテーニャ (ボリビアのスープ入りパイ)、エクアドルのレンズ豆のスープ、プルプルの海老がたっぷり入ったペルーのリゾット、サクサクのベジタリアン・クッキー、パッションフルーツの酸味がさわやかなレアチーズケーキ、干し柿のシナモンソースと、1品1品、出てくるたびに感嘆の声。そして実際に食べてみて、なおさら大きな感嘆の声。お腹いっぱいなのに、自然な食材ばかりだから、胃が重くなるような感じはまったくない。しめくくりのコーヒーもオーガニックで、いやぁ、もう大満足。オーナーご夫妻と一緒にテーブルを囲めるのも嬉しく、それぞれの料理について思わずあれこれ質問してしまう。ビックリするほどサクサクな食感が新鮮だったクッキーは、しっかりレシピを頂いてきた。へへっ。


夕食後も薪ストーブの周りに集まり、1時頃までオシャベリを楽しむ。トロトロと燃える火をながめているだけで飽きることがない。外はまだ雪が降り続き、とにかく静か。携帯電話もつながらない場所で、まったりと流れていくゆるやかな時間。ぜいたくだわ〜。


先生と私の部屋にはベッドが3つ。木の香りが心地よい。夕べあまり寝てないし、電車の中ではまったく寝なかったから、きっとよく眠れるだろうと思いきや、初体験の大雪にまだ気持ちがはしゃいでいるのか、なかなか睡魔がやってこな〜い。美味しい夕食だったなぁ。オシャベリも楽しかったなぁ。明日の雪景色はどんなかな … とあれこれ考えているうちに、ようやくZZZ…。


タンボロッジのホームページは、こちら。「宿の料理」 は特に必見!