まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ロメオとジュリエット

メトロポリタン・オペラのライブビューイング「ロメオとジュリエット」の上映が始まっているのは分かっていたのだけれど、急に仕事が忙しくなってしまったものだから先延ばしにしていて、東劇だけは2週間の上映だからと安心していたら、SNSのタイムラインであと2日で終わってしまうことを知り、これは行かねば、と予約を入れ、夕べはしっかり睡眠を取った。

10時45分からと早めの上映で、14時5分まで。フランス語での上映で、パリ生まれのテノール、ベンジャマン・ベルナイムのロメオに、「ランメルモールのルチア」でウェディングドレスを血みどろにしたネイディーン・シエラのジュリエット。ロミオでなくロメオなのはクラシックの世界の慣習だそうで、英語読みだとロミオなのね。

神父からもらった仮死状態になる薬を飲むときにはさんざん迷ったジュリエットが、ロメオが毒薬を飲んで死に瀕していると分かったときには、一切の迷いなく胸に短剣を突き立てる。そうした芯の強さが印象的なジュリエットだった。

もうすっかりおなじみの人気作だけれど、観るたびに、「ガラスの仮面」で亜弓の完璧なジュリエットにマヤがうちのめされる場面を思い出す。

東銀座の駅に戻る途中の花壇の写真と、今日のおやつ、シャトレーゼのロールケーキ。

15時半過ぎに帰宅し、ひと息ついてから仕事モードに切り替え、今日は合計4.5時間。外国の公的機関の内部規程で、ネットで検索してもその規定の原文以外にまったく用例がヒットしない語句が多く、苦戦していたのだけれど、そもそも英文で他に用例がないのだから、自分で考えた訳語も他に用例がなくたっていいんじゃないかと思ったら、ちょっと気が楽になった。これでまた頑張れる。