ゆっくり起床。阿川さんとふかわさんのラジオ「日曜のほとり」がすでに始まっていたので、タイムフリーで先週分を聴きながら、あれやこれや。
そのひとつが手織りの組織図。ネット上には数え切れないほどの手織り作品やその組織図の画像がアップされていて、私の織り機でもできそう、やってみたいと思うものを見つけたときはその都度、保存してある。それらの画像を手織教室で皆さんに見てもらうこともあり、その中で手織りの先生が興味を持ってくれたのが杉綾織りのバリエーション。
織っている途中の画像のみでそれ以上の情報がまったくないため、模様を筬の上下を表すマス目に起こし、そこから組織図ができるかやってみたんだけど、4枚綜絖の私の織り機ではできそうにないことだけは分かり、組織図を書くところまでには至らない。
それでも、ありがたいことに、このマス目を入力すれば自動的に組織図を作ってくれるソフトをネット上で無料で提供してくださっている方がいて、そのソフトを使ってみたところ、やはり8枚綜絖が必要なことが判明。
ついでに、先月1段ずつ目を拾いながら織った、白に薄いブルー、ピンク、グレーの3色を加えたマフラーの模様もソフトに入力してみたら、これもやっぱり8枚綜絖。てことは、杉綾織りのバリエも1段ずつ拾えばできるのか? 白+3色のは、1模様8段のうち2段は平織りでできたから、実質6段分を拾えばよかったんだけど、杉綾織りのバリエは平織りできるところがないので、8段まるまる拾わなくちゃいけない。つまりさらに大変。だからもうやりたくないー。
他の画像もチェックしていたら、杉綾織りの別のバリエーションで、4枚綜絖でできそうなのを見つけた。これを応用して、最初に見つけた画像と同じように経糸を工夫したら、一見、同じように見えるかも。
こういうことをしていると、時間の経つのがあっという間。夜には「鎌倉殿の13人」。今回は曽我兄弟の仇討が取り上げられていて、実は頼朝暗殺の狙いもあったという説が採用されていた。歌舞伎では「曽我物」と呼ばれる作品群があるぐらいおなじみの兄弟なんだけど(有名な助六も実は曽我五郎)、不思議に工藤だけで頼朝は出てこないのよね。そもそも、義経は「義経千本桜」や「勧進帳」などに登場するけれど、頼朝本人が登場する歌舞伎は、私の長い観劇歴の中で一度しか上演されていない「大商蛭小島」のみ。頼朝は死因が不明のままで、「頼朝の死」という歌舞伎作品は、とある女性のもとへ忍んで行こうとしたところを曲者とみなされ殺されてしまった、その後日談。頼朝は巻狩の5年後には落命するはずで、三谷さんはこれまでも頼朝の女癖の悪さを強調してきたから、その路線で行くのかしらん。
そんなこんなで今日は写真がないものだから、再び紫陽花コレクションから。