まるぶろぐ

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こうもり、他

元日から OTTAVA.TV で配信されているウィーン国立歌劇場オペレッタ「こうもり」を鑑賞。オペレッタというのは、あえて訳せば「小歌劇」または「軽歌劇」。貴族の楽しみだったオペラを庶民も楽しめるようなコメディ形式にしたもので、それがアメリカに渡ってミュージカルになったという。

歌だけでなく台詞も多く、アドリブも満載で、新国立劇場で観たときもサシミ、シャブシャブ、ニシシンジュクなど片言の日本語で客席をわかせる場面があった。それがウィーン国立歌劇場になるとスケールが違い、パーティーの場で大人気のテノール歌手ヨナス・カウフマンがサプライズで登場! お客さんが大喜びしているのが映像からも伝わってくる。そのカウフマンのトークや、後半、刑務官のフロッシュのアドリブが大受けしている場面は当然ながら字幕が出なくて、ドイツ語なのでほとんど分からないのが残念。

ウィーンでは大晦日に国立歌劇場で「こうもり」が上演され、年始にウィーンフィルニューイヤーコンサートが行われるのが恒例となっていて、刑務官が12月31日の日めくりを破ると32日が出てくる仕掛けもあり、カーテンコールでは「プロジット・ノイヤール!」と、年始の挨拶。名曲ぞろいの作品がより一層盛り上がってそれはそれは楽しかった。

ニコラス・カーター指揮、オットー・シェンク演出で、アドリアン・エレートのアイゼンシュタインにクレメンス・ウンターライナーのファルケ、ローラ・エイキンのロザリンデにベンジャミン・ブランズのアルフレード。特に印象に残ったのはダニエラ・ファリーのアデーレ。表情豊かでとても魅力的だった。

そのあと「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」を見る。香取慎吾草なぎ剛稲垣吾郎の3人がリレー形式で登場し、出川さんと電動バイクで伴走しながら、充電が切れる都度、近所のお宅で充電させてもらいながら皆さんと交流。思わず笑顔になっちゃう楽しい番組だった。やっぱりさぁ、大人の事情はいろいろあるんだろうけれど、地上波で普通に3人を見たいよねぇ。

さらにそのあと、OTTAVA Salone のラスト1時間。プレゼンターのアリーさんこと飯田有抄さんは端唄の名取でいらして、新年早々とあって和服で登場。自ら三味線を弾き端唄を披露してくれた。素敵!

観ながら聴きながらチクチク。ニャンドゥティのリーフを進める。なかなかうまくいかないわー。

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