まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-11-09

夕べ英訳を終えた本文はワードだったんだけど、別紙はエクセルで、普段あまり使わないから勝手が違い、ちょっと苦労してしまった。基本的には個々のセルの和文の上に英文を上書きしていくのだけれど、英文のほうが長くなりがちなので、セルのサイズ調整が必要になる。また、表がいくつかあるんだけど、別のファイルで作成した表を図として貼り付けてあって、元データを編集することができない。仕方がないのでエクセルの新しいシートを開き、そこで作った表を図として貼り付けることにした。これなら、納品後に先方が修正したいと思ったとしても大丈夫。

1時間半程度で作業が終わり、ちょうど家を出る時間。

コンサート前の腹ごしらえをどうしようかと考えて、コメダ珈琲のミックストーストをチョイス。ホットココアをホイップなしで、と注文したら、若い女性のスタッフさんがキョトンとした顔で、「えっと…ブレンドでよろしいですか?」と。へ? いや、ココアのホイップを抜いてもブレンドにはならんでしょ。「いや、えっと、ココアで…」と説明しようとしたところで彼女も分かったみたいで、「失礼しましたぁ!」とペコリ。かわいらしかったなぁ。

そろそろ出かけようか、というところへメールが届き、少し前の英訳を修正してほしいと。重なる時は重なるなぁ。

中央線で吉祥寺からバスに乗り、武蔵野市民文化会館へ。ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの80歳記念ガラ・コンサート。ちょっとだけ年下のロシアのピアニスト、アレクセイ・リュビモフをはじめとする少人数の室内楽形式で、シルヴェストロフの招聘はリュビモフの尽力によるところが大きく、そのリュビモフは林田さんの番組にゲストで出演したこともあり、コンサートのプログラムには林田さんのシルヴェストロフへのインタビュー記事が掲載されている。林田さん絶賛オススメのコンサートとあって、会場にはリスナーさんがあちこちに。

19時開演で、たっぷり3時間。ああ、なんと形容すればいいのだろう。天上の音楽。独特で、厳かで、儚げで…。夢のような時間。アンコールでは、それまで客席にいたシルヴェストロフが舞台に上がり、自らピアノを演奏。こんな静かなピアノの演奏をかつて聴いたことがあるだろうか、というぐらいで、でも伝わってくるものの大きさは、私のボキャブラリーではとても表現ができない。例えば毎年恒例となっているスーパーオーケストラのように、圧倒的な音量でうねりのように鳴り響く情熱的な演奏も素晴らしいけれど、今日の演奏会はまさにその対極。今日この会場にいることができて本当に幸せだった。

帰りは、この会場に何度か来たことがあるというリスナーさんと三鷹駅まで歩き、一緒に中央線で中野駅まで。そのあと御茶ノ水で乗り換えるとき、別のリスナーさんとお会いし、彼女は私の駅より先まで行くのでずっとご一緒に。いろいろオシャベリできて楽しかった。

帰宅してひと息ついたらもう日付が変わる時刻だったのだけれど、英訳の修正をスタート。幸い1時間半ほどの作業で終わった。エクセルで別紙の作業をした案件と合わせ、見直しは明日。