今日の「観る」は長丁場な上に集合から開演まで2時間近くあるから、しっかりお腹に入れておきたくて、コメダ珈琲のボリュームたっぷりのミックストーストにするつもりだったのに、あいにく満席。時間的余裕がなかったのでモスバーガーへ。めずらしく白いシャツなんぞを着ていたので、モスチーズバーガーのミートソースで汚したら大変、と季節限定の長崎トルコライス風バーガーにしてみた。う〜ん、なんかこう、中途半端な感じ。
ポテトもプラスしたものの、間違いなく途中でお腹が空きそうなので、休憩時間にサクッと食べられるようにソイジョイを買い、初台の新国立劇場へ。
林田さんとオペラを鑑賞する会。今回はワーグナーの「ニーベルングの指輪」最終章の「神々の黄昏」。今日は大劇場・中劇場・小劇場の3つがフル稼働しているため、各劇場に向かう人々で劇場全体の熱量が上がっているような。ロビーの美しい生花の写真を撮ろうと足をとめる人も多く、私も同じように撮ってみた。
12時50分に集合し、チケットを受け取り、小さな会議室にて林田さんのレクチャー。作品の解説だけでなく、温かい飲み物は眠気を誘いやすいので要注意、という適切なアドバイスも。参加者9人の席が各階に分かれているため、ひとまず解散。それぞれに準備をし、約6時間の長丁場に臨む。
前回の「ジークフリート」は舞台上に坂や樹木、登場人物の住居などがある具体的な装置だったのに対し、今回はほとんど何もないシンプルな装置で、光を巧みに使い、鏡面仕上げの床への反射も計算されていて、ごく小さな光でも大きな効果。たっぷり120分の第1幕がもうあっという間で、休憩時間も45分と長めながら、その間にロビーで音楽ヘッドコーチの石坂さんのお話を伺い、他では聴くことができない裏話もあれこれと。
第2幕は70分。2回めの休憩は35分で、その間にソイジョイをパクリ。ロビーでは自然に林田さんを囲む形で参加者の輪ができていて、私もその中にいたのだけれど、早めにトイレを、と離れたところで仙台フィルのインスペクターさんにばったり。指揮者の飯守泰次郎さんが来年度に仙台フィルの常任指揮者に就任されるので、そのご挨拶を兼ねて観にいらしたとのこと。偶然お会いできてよかった♪
第3幕は85分で、14時開演で20時近くに終演。何がすごいって、歌舞伎座の最前列でも寝てしまう私が一度たりとも眠くならなかった! 怒りや憎悪、悪意、妬み、裏切り、復讐などが渦巻くスピーディーな展開で、ストーリーはひととおり知っているのに惹きつけられっぱなし。ジークフリートは前回と同じステファン・グールドで、ブリュンヒルデを演じるペトラ・ヤングは、高音域が時折り苦しそうだったような。悪役のハーゲンを演じるアルベルト・ペーゼンドルファーがとっても良かった。
終演後にはいつもどおり近くの居酒屋でアフタートーク。いつもよりスタートが遅いこともあり、あっという間に23時を回ってしまい、話し足りない想いを抱えつつおひらき。そして帰宅は午前様 (^^ゞ
明日も「観る」が続くので、しっかり寝ておかないと ☆