まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-06-17

せっかく早めにベッドに入ったのに、遠足前の小学生みたいになかなか寝付けなかった。しかも早すぎる時間に目が覚めて、無理やり二度寝して、最終的に起きたのは9時ちょっと前。

コメダのモーニングで腹ごしらえをしてから、初台の新国立劇場へ。林田さんと一緒にオペラを鑑賞するOTTAVAのイベントに参加するのはこれで4回目。ワーグナーの「指輪」四部作のうち3作目にあたる「ジークフリート」。

12時50分にロビーに集合した参加者は6人。劇場側が特別に用意してくれた会議室で林田さんにレクチャーしてもらってから、14時に開演。初めてのS席。はるかに高い位置にあるC席とは迫力が違う。これまで、ライブビューイングで案内役が毎回、生の舞台は比べ物にならないからぜひ劇場へ、と言うのを聴いても、はるか遠くの生の舞台よりも私には映像で十分、と思っていたのだけれど、近い席で観るとやっぱり違うのねぇ。初めてそう感じた。

オペラは演出によってまったく違ってしまうから、METのライブビューイングで観た「ジークフリート」と全然違うであろうことは予想していたものの、MET版では精悍な若者だった主人公がお腹たぷたぷのおじさんだったので、最初は面食らってしまった。でも少年の純粋さをそのままに成長していくジークフリートのその純粋さを前面に押し出した演出だと分かって、徐々にお腹も気にならなくなった。装置もシンプルで派手さはない。その分、音楽と歌唱がストレートに伝わってきて、その素晴らしさに心が震える。

三幕の構成で、幕間にはそれぞれ45分ずつと長い休憩があり、最初の休憩時間にはいつもどおり、ロビーで音楽ヘッドコーチの石坂宏さんに解説をして頂いた。よく眠れなかったから心配だったのに、寝落ちするどころか眠気をまったく感じなかった。20時までの長丁場をちっとも長いと感じず、もっともっと観ていたかった。

終演後にはいつもどおり、近くの居酒屋でアフタートーク。話がはずみ、あっという間に23時近くになってしまい、おひらき。

楽しかったなぁ。続きの「神々の黄昏」も観たい!!