まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

絵の教室

珍しく3週続けて絵の教室となり、大変すぎるから、とケーキは免除してもらった。バスに乗るときはどんよりとした曇り空だったのに、大泉学園に着いたら陽射しが強く、日傘を差していても汗がじんわり。

下描きをした2枚目の百合の絵を持参していて、教室でまず置いて帰った1枚目の百合の絵を出してみたら、大きさが違う! えええ。同じサイズだと信じて疑わず、1輪だけと3輪の百合を並べることで、時間経過を表すつもりだったのに、まさかジェッソパネルのサイズが違っているなんて、どうして気付かなかったかなぁ。でもまぁ、1輪だけのほうが小さいサイズ、3輪のほうが大きいサイズだから、悪くないんじゃないかと先生。大きいほうのジェッソパネルはもう1枚、自宅にあるけれど小さいほうはないから、新たに買って下描きもし直すのは大変すぎるから、このまま行くしかなさそう。

ご住職が自宅で描いてみた、と風景画を持参していて、先生から様々なアドバイスを受け、続きを描き始めた。これまでずっと「皆さんの前で描くのは恥ずかしい」と言って描かずにいたから、実際に筆を取るところを見たのは初めてで、「あ、描いてる!」と思ったけど下手なことを言うと止めてしまうかもしれないので、気付かないふり。これで今後は教室で描くようになるかな。

左團次さんの絵のもとした写真では、扇子を握った右手に助六の手が重なっている。その助六の手は省いてしまったのだけれど、扇子の形が不自然だったので、手直し。手にも白塗りをしていて、まだ一層しか絵の具をのせていなかったから、他の部分に比べておざなりな印象だった。同じように紅を含んだ白を重ねていくべきなのかと思ったら、先生が筆を加えてくださり、いきなり茶色に近いような暗い色をのせたのでビックリ。そこから徐々に明るくしていって、最後に白を適宜加えたら、えぐいほどリアル。すごいなぁ。結果的に右手は先生がまるまる描いてくださり、丸投げしたみたいになっちゃったんだけど、素敵な手になり、ありがたい。

他の様々な部分も少しずつさらに描き込み、めでたく完成! 下描きをしたのが12月の初めだったから、たっぷり9ヶ月かかってしまった。その分、自分なりにいい絵になったと思うんだけど … どうかしらねぇ。

次の準備として、下描きをしていった3輪の百合のほうに下地を塗る。1枚目と同じ色にしたくて自宅では塗らずにいたのだけれど、先生が少しグレーを混ぜたほうが下地には向いているとアドバイスを下さり、1枚目とは若干、違う色になった。1枚目のほうにグレーを薄くグレーズしてもいいかも。

ティータイムには、I さんがシナモン風味の美味しい紅茶を淹れてくださり、I さんお手製のトマトゼリーに、ご住職が「いただきものだけど」と持ってきてくれたチーズケーキと、私が持参したくるみのラスク、WさんからのおせんべいにTさんからの揚げにんにくと、バラエティ豊か。トマトゼリー、素敵に美味だった。

終了後には、I さんとエノテカリオーネのイタリアンで、楽しくおしゃべりしながら21時半すぎまで。今日はもう疲れちゃったから、観戦なしでおやすみなさい。