まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

絵の進捗報告

ゆっくり起きてブランチのあと、ウィーン国立歌劇場ロッシーニ作「アルジェのイタリア女」を観る。これまで観たことがない作品で、観る前に作曲家名をチェックしていなくても、独特の早口のような重唱が随所に使われていて、これはもうロッシーニ、と私でも分かる。

アルジェはアルジェリアの首都だそうで、そこの太守ムスタファが貞淑な妻にもハーレムの女達にも飽き、イタリア女を連れてこいと部下に命じ、イタリア人の奴隷リンドーロに帰国させてやるから妻を連れて行けと無茶ぶり。リンドーロは恋人イザベラに会いたい一心でこれを受け入れるが、ムスタファの部下たちが船を襲って連れてきたイタリア人の女性こそがそのイザベラ。彼女に惚れ込んだ太守をみんなでやり込め、恋人たちは無事に出国、懲りた太守は妻と元の鞘におさまりハッピーエンド。

暴君でありながら無邪気で騙されやすいムスタファをイルダー・アブドラザコフ。フィガロでもおなじみの陽気な彼にピッタリの役どころで、部下のハーリー役のアレッシオ・アルドゥーニとともにコミカルな動きで大いにわかせる。他にアイーダガリフッリーナのイザベラ、エドガルド・ロチャのリンドーロ、パオロ・ルメッツのタッデオ、レイチェル・フレンケルのズルマ。文句なしに楽しいオペラ。ブラヴォー!!

私がオペラを楽しんでいる間に、絵の先生がメールをくださっていた。自宅でも描いてみると宣言していたので、分からないことがあったら遠慮なく質問してくださいと。気にかけてくださってありがたいわー。ちょうど昨日少し進めたところだったので、現時点の絵の写真と、念のためもとにした写真も添付して進捗状況をご報告。

天気予報のとおり昼過ぎまで激しい雨が降っていたのだけれど、ちょうどオペラを観終わる頃にやみ、そのあとにはきれいな夕焼け。

f:id:maru99:20200418180254j:plain
f:id:maru99:20200418180429j:plain

人間たちがコロナ禍で大変な状況にある中、大気汚染が減るなど地球環境にはプラスの影響が出ているという。人の活動がどれだけ環境を犠牲にしてきたかがよく分かるよね…。