まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-11-22

厦門4日め。そして最終日。あとは空港に向かうだけだから自分たちだけで大丈夫だと何度も言ったんだけど、先生は今日もご家族と一緒に、私たちの荷物のことを考えて知人が運転する大きな車でホテルに迎えに来てくれた。しかも私たちや絵の教室のメンバー等へのお土産まで持参して。私たちとしては、自分たちの都合でいきなり訪ねて来たのに先生にたくさん散財させたままで帰るわけにいかないので、先生がちっとも払わせてくれないから使わずに残ったままの100元札を全部、夕べ渡そうとしたのだけれど、どうしても受け取ってくれなかったので、今日こそは、と非常勤から専任になったお祝いとして、お祝いなんだから断らないで、と二人して言い張って、ようやく受け取ってもらった。

今日のTちゃんは、上は赤と白のボーダー、下は紺のショートパンツと可愛らしい。厦門大学の附属幼稚園の制服で、どうしてもこれを見せたいと譲らなかったという。空港に到着したのは正午ちょっと前で、午後2時40分の便で時間の余裕があったので、空港内のケンタッキーでひと休み。Tちゃんが真っ先に席につき、私に隣りに座れとせっつく。その後もポテトを自分がひとつ食べると、ひとつ私に差し出してくれたり、私のアイスコーヒーについてきたシロップのポーションで、どっちの手に隠したかを当てるゲームをしたり。昨日までと同じようにハイテンションではしゃぐTちゃんを見て、「今日でお別れだよって言ったんだけど、分かってないみたいで、ずっと遊んでもらえると思ってる」と先生。そしていよいよお別れの時間。私たちについてこようとして、先生に止められ、半ベソ状態。私たちが手を振っても、もう笑顔は見せてくれなかった。切ないわー。

今回はバスやタクシーでの移動がとても大変だったけれど、先生も近い将来、車を入手する予定で、また数年後には地下鉄も開通する。そうなれば格段に便利になるはずだから、その頃にぜひまた遊びに行きたいね、と I さんと話した。でもたとえば5年後として、その頃にはTちゃんももう10歳。私のことなんて忘れちゃってるだろうし、少しは覚えていてくれたとしても、もう今回のように遊んではくれないだろうなぁ。

空港で少しおみやげを買い足し、残りの元を使いきろうとしたけど、27元だけ残った。予定どおり2時10分に搭乗開始したのに離陸の順番待ちで、約35分の遅延。でも行きよりも所要時間が短く、3時間ちょっとのフライトで、1時間の時差もあり、日本時間で7時半すぎに成田に到着。出国手続は至ってスムーズで、前泊したホテルへの送迎バスが8時ちょうどに出発。約20分でホテルに着き、ちょっと甘いものが食べたいね、とカフェでとびきり大きなシュークリームを半分こ。

成田から電車で帰るつもりでいたのだけれど、たいして遠回りじゃないから送っていく、という I さんのお言葉に甘えてしまった。ホテルの駐車場に停めてあった車で私の自宅に向かう途中、ちょっと小腹が空いたよね、と意見が合い、駅の近くのパーキングに停め、駅前のモスバーガーへ。そのあと再び車で自宅の真ん前まで送って頂いた。行く前の手配はすべて I さんがしてくださったし、厦門では先生ご夫妻にお任せだったのに、帰りも送って頂くなんて、私ひとりが楽をさせてもらって、なんとも申し訳ない。

帰宅後すぐに、録画しておいたATPファイナルの圭くんとフェデラーの試合を観戦。その結果を知りたくなくて、旅行中、Chromebook でネットを使ったときもニュースサイトにはアクセスせずにいた。圭くん善戦! 第2セットを4−1から5ゲーム練習で取り返した! ファイナルセットも4−4まで粘って、あと一歩及ばなかったけれど、すごくいい試合だった。感動した〜!

今日はもう写真を撮らなかったので、ちょっと遡って、大学の美術展で現代的な漆絵に見入る先生ご家族のひとコマをば (^^)