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油絵教室に向かう前に少しでも和訳を進めておこう、とパソコンに向かう。が、始めてすぐにメールが届く。中学時代の同級生からで、恩師の訃報だった。え、としばし絶句。９月の初めに退院祝いにお邪魔した時、事前にきいていたよりはずっとお元気そうで、次は完全復帰の快気祝いだね、と話していたのに。学年主任で、同期会でもシンボルのような存在だった先生。悲しい訃報が続く。

髪を切ってから初めての油絵教室だったのだけれど、見事にだぁれも気づいてくれなくて、ちょっとへこんだ。自分から言ったら、「え？　あ！　ホントだ！　すっごい短い！」と I さん。そうなんですよ。40センチも切ったんですよ。なのに気づいて頂けないなんて、とひとしきり盛り上がり、紙ナプキンに包んでいった切り髪を I さんに。

何を描こうか決められなくて、５種類の写真をネットでダウンロードして印刷していった。そのうち３枚は「生き物シリーズ」で、残りの２枚は風景。「構図が一番いいのはこれ」という先生のオススメに素直に従い、風景の１枚に決まった。

次はキャンバスを、と昨日買った４枚の中から大きさを選ぼうとしたら、「あ、このキャンバスはよくない」と先生。表面の仕上げが不十分なので、描き上げたあとにニスを塗ったほうがいいとのこと。プロはひと目で分かるのねぇ。買う時に気をつけるべきポイントをいくつか教えて頂いた。メモメモ。

結局そのキャンバスは使わず、Ｗさんから６号のキャンバスを譲って頂いた。事前にデッサンはせず、全体にブルー系の風景なので、テンペラで極薄にしたブルーの絵の具でキャンバスに直接、だいたいの位置関係を決め、上半分の空の部分にもざっと濃淡をつけていく。「すごいじゃないですか」と先生。ん？　「今までにない速さで進んでる」と。え。だってまだ最初の段階だし、てか、いつもそんなに遅いと思われてるのか、私 ^^;

終了後、表のお店でまず甘酒をごちそうになってから、オススメの炊き込みご飯と塩麹風味のスープを頂き、急いで帰宅。録画しておいたフィギュアスケートの女子フリーを、と思ったら、えええ、録画されてない！　録画予約したつもりができていなかったらしい。大ショック。仕方なくネットで結果をチェック。真央ちゃん優勝！　よかったよかった。そのあと男子のフリーはリアルタイで観ることができ、大ちゃんの優勝を見届けた。うれしいアベック優勝。

さあ、仕事だ。進むにつれて、この案件、とんでもなく時間がかかることが分かった。まず英文にスペルミスその他の間違いが多くて、英文そのものの間違いなのか自分の解釈が足りないのかをひとつひとつ判断しなければならない。それに内容も、定款はもう何度も手がけているからと安心していたのに、事業目的がとにかく細かく多岐にわたっていて、見たこともない単語がバンバン出てくる。外国の定款で、その国に独特の用語なのか、ネットでもほとんどヒットしない単語も多くて、大苦戦。先が思いやられるなぁ。