まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-05-04

せっかくチケットを取ったコンサートで居眠りしてしまったらもったいないので、しっかりゆっくり睡眠をとり準備万端。

夜のプログラムを2つ聴くので、ギリギリまで斎藤さんのコンブリオ。7時ちょっと前に家を出て有楽町に向かい、最初はホールCで8時半から「ショパンと伝統音楽」。ポーランド民族音楽を奏でるゼスポール・ポルスキというグループで、ステージのかなり奥まったところに並んでいるのを不思議に思っていたら、前のスペースでダンスが始まった。マズルカの軽快なリズムに乗って、カラフルな衣装で楽しげな踊り。独特な音がするいろんな楽器や声も使って、多彩な音のハーモニー。ウキウキと楽しくなって、立ち上がって踊りたくなっちゃう。

そのあとホールAに移動して、今度は「ショパンの葬送」。39歳の若さで病に倒れたショパンの葬儀に行われた演奏会を再現するプログラムで、オルガン独奏の「前奏曲」に続いて、“合唱の神様”と呼ばれるミシェル・コルボさんの指揮、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルンによる演奏で、ショパンの「葬送行進曲」と、ショパンが死の床で自分の葬儀に演奏してほしいと言い残したというモーツァルトの「レクイエム」。そう、安藤美姫がこの曲で滑ったね。なんだろう、この清涼感。最近はそれほどストレスのたまる生活はしていないのだけれど、気持ちが自然にほぐれてスーッと空気の通り道を作ってもらえたような、固いしこりがやわらかくほぐれていくような、ひとことで片付けるとすれば「癒し」なんだろうけど、ただ癒されるだけじゃなく、前向きに背中を押してもらえたような。ミシェル・コルボさんがまた魅力的! 終演後の笑顔があったかくて、ほっこり。

残念ながら今日聴いた曲はどれもウォークマンに入っていなかったので、代わりにモーツァルトの別の曲を聴きながら帰る。今年のラ・フォル・ジュルネは「ショパンの宇宙」がテーマなのだから、せめてショパンが入っていると良かったのだけれど、私のクラシックライブラリはウィーンフィルのCDマガジンがメインで、ショパンウィーンフィルのレパートリーに入っていないらしい。ラ・フォル・ジュルネの記念にショパンのCD買おうかなぁ。

今日も心の栄養、たっぷり (^^)