まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

大阪にて

10時なんていう時間にベッドに入ったところですぐに寝付けるはずもなく、寝なくちゃ寝なくちゃ、と悶々とすること … 意外と短く30分ぐらい。その代わり、普段の睡眠サイクルどおり4時間ほどで、2時半すぎに目が覚めてしまった。なんとか二度寝したのに、また1時間ほどで目が覚め、三度寝して5時ちょっと前、2段階でセットしたアラームが鳴る前にベッドから這い出す。支度も早くできてしまったので、6時26分発に乗る予定を繰り上げて2本早い電車に乗り、乗換駅で目の前をゆっくり通り過ぎていく山手線の車内に、今日ご一緒するお仲間を発見! 新幹線の座席で待ち合わせしていたのに、思いのほか早く合流できてしまった。


オニギリとお茶を買い込み、7時13分発ののぞみの車内では、歌舞伎の話やらマンガのことやら、あれこれとオシャベリしているうちに新大阪に到着。添乗員を買って出てくれたもうひとりのお仲間と合流し、国立文楽劇場へ向かう。


11時からの第一部は親子劇場で、「金太郎の大ぐも退治」 で幕が開く。退屈してグズったり騒ぎ出したりする子もいたけれど、巨大な蜘蛛が出てくるは宙乗りはあるはのスペクタクルに会場はわき、解説コーナーで実演してみたい子供を募ると元気よくたくさんの手が上がった。続く木下順二作の 「瓜子姫のあまんじゃく」 も楽しくかわいらしく、なごやかに第一部終了。


お弁当タイムをはさんで2時からは名作劇場。子供たちの姿はほとんどなく、客席の平均年齢がぐっと上がる。でもせっかくの 「鎌倉三代記」 だったのに、案の定ZZZ…。珍しく早起きしたせいももちろんあるけれど、この演目、歌舞伎で観ても寝ちゃうことが多いんだもん。ただ、歌舞伎にはない楽しい場面があって、そこだけはしっかり観られてよかった。時代物のかたい演目の後には、文句なく楽しめる 「釣女」。ラストがちょっと意外だったものの、これはしっかり起きてたっぷり笑った。


劇場片隅のお茶屋さんで、おうすと甘味のセットを頂く。これも手配は添乗員さん。チケットだけでなく筋書からなにから至れり尽くせり。ありがたやありがたや〜!


さらに6時半から第三部。舞踊の 「蝶の道行」 に続いて、歌舞伎でもおなじみの 「伊勢音頭」。歌舞伎で観ると、見せ場はあれこれあるものの、最後がどうしても納得いかなくてイマイチ後味がよくないのだけれど、文楽の方がすっきりと整理されていて気持ちよく終わった。こういう比較ができるのも楽しみのひとつだったりする。


東京組は近くのビジネスホテルにチェックインを済ませ、身軽になってから、添乗員さんに随行されて千日前を抜け法善寺横町に寄り道頓堀へ。居酒屋 「あかい」 で、まずは生ビールで乾杯。添乗員さんは乾杯だけで後はウーロン茶だったけど、女性2人はグイグイ飲んじゃう。豪華なお刺身の盛り合わせに始まり、焼き茄子やわけぎのぬた、串カツにグリーンアスパラの串焼きに、他にもいろいろ頼んで、メインはハモ鍋! 添乗員さんがせっせと取り分けてくれる。玉ネギの自然な甘みがいいカンジ。鍋の最後はそうめんでしめ、美味しかった〜!


11時半近くでおひらき。なにからなにまでお世話になった添乗員さんとお別れしてホテルに戻る。今日はゆっくり眠れそう〜。